ソニーは9月15日、デジタルオーディオプレーヤー「ウォークマン」シリーズとして、「NW-S750、S750K」「NW-A850」と、デザインを一新した「NW-E050、E050K」を発表した。全機種に曲に合わせて歌詞を表示する「歌詞ピタ」機能と、moraと連携して曲を試聴できる「ちょい聴き mora」機能を備える。
歌詞ピタは、歌に合わせて歌詞が自動スクロールする歌詞表示機能。利用は有料だが、ウォークマン購入者には、20曲分の歌詞データを無料でダウンロードできる「無料お試しキャンペーン」を2011年3月31日までの期間限定で提供するとしている。
新機種では、従来ジャケット写真の下に表示されていた歌詞を、ジャケット写真にオーバーラップさせるタイプの表示方式に変更。歌詞表示エリアを大きくすることで、見やすく改善したとしている。
NW-S750、S750KとNW-A850には、曲のボーカル部分を抑えてカラオケができるカラオケモードも用意した。効果の強弱を2段階から選べるほか、キーコントロール調整機能も備える。
さらに、デジタルピッチコントロール(DPC)、A-Bリピート、クイックリプレイといった語学学習用の機能も搭載(NW-E050は除く)。歌詞ピタと併用できるため、文字を見ながらの語学学習にも対応する。10月上旬には、moraでテキスト付き語学学習コンテンツも配信される。
ちょい聴き moraは、アーティスト、ジャンル、人気ランキングなど、特定のテーマに基づいて選曲、編成された10曲から構成される試聴曲を1パックとし、ウォークマンで試聴できるというサービスだ。転送できるパックは最大4パックまで。内容は毎週更新される予定だ。
試聴曲は、PCアプリケーション「x-アプリ ver2.0」経由でウォークマンに自動転送でき、各曲3回まで再生、試聴が可能。ウォークマン上で購入予約ができるため、次回ウォークマンをPCに接続すると、x-アプリを起動するだけで、購入予約した曲がmoraの買い物かごに自動投入されるという。サービス開始は10月9日。
NW-S750は、8Gバイトの「NW-S754」(店頭想定価格:1万4000円前後)、16Gバイトの「NW-S755」(同:1万7000円前後)、32Gバイトの「NW-S756」(同:2万円前後)の3機種をそろえた。デジタルノイズキャンセリング機能を備えることで、約98%のノイズリダクション率を実現。電車/バス、航空機、室内と3モードの「環境選択」機能を内蔵する。
本体サイズは約高さ94.2mm×幅42.7mm×奥行き7.5mmで、重量は約55g。2.0型の液晶モニタを搭載する。ボディカラーはブルー、ビビッドピンク、グリーン、バイオレット、ゴールド、ライトピンク、ホワイト、ブラックの8色を用意する。
あわせて、NW-S750に専用スピーカーを付属したNW-S750Kも発売する。発表されたのは、メモリ容量が8Gバイトの「NW-S754K」(同:1万7000円前後)と、16Gバイトの「NW-S755K」(同:2万円前後)の2種類だ。いずれも発売は10月9日。
NW-A850は、NW-S750の機能をそのままに、16Gバイトの「NW-A855」(同:2万4000円前後)、32Gバイトの「NW-A856」(同:3万円前後)、64Gバイトの「NW-A857」(4万円前後)の3機種を用意。独自のフルデジタルアンプ「S-Master」をはじめとする、6種類の「クリアオーディオテクノロジー」を備え、高音質再生ができるとしている。
本体サイズは約高さ104.9mm×幅47.4mm×奥行き7.7mmで、重量は約62g。ディスプレイには2.8型の有機ELパネルを採用する。ボディカラーはブラック、ホワイト、ロゼピンク(16/32Gバイトのみ)の3色になる。発売は11月13日。
電源は内蔵リチウムイオン充電池を採用し、約3時間で充電が完了。NW-S750/750Kでは、音楽再生時で最大約50時間の長時間寿命を実現したとしている。
従来のスティックタイプから、1.4型の液晶モニタを内蔵しプレートタイプに変更されたNW-E050は、2Gバイトの「NW-E052」(同:8000円前後)と、4Gバイトの「NW-E053」(同:1万円前後)の2種類を発表した。
本体サイズは約高さ77.0mm×幅35.5mm×奥行き10.3mmで、重量は約43gになる。内蔵リチウムイオン充電池は、約30時間の音楽再生に対応。内蔵充電池容量の約90%で充電を停止することで、充放電による劣化を軽減し、電池の耐久寿命を長くする「いたわり充電」機能も備えた。
また、Eシリーズでは初となるスピーカー付属モデル「NW-E050K」を追加。ブルー、ピンク、シルバー、ブラックのボディカラーに合わせたスピーカーが付属する。こちらの店頭想定価格は2Gバイトモデルの「NW-E052K」が1万円前後、4Gバイトモデルの「NW-E053K」が1万2000円前後になる。発売は10月9日。
NW-S750/S750KとNW-E050には、ソニースタイルモデルを用意。NW-S750/S750Kは、8Gバイトでボディカラーにプリンセスライラックを採用した「NW-S754/VI」と「NW-S754K/VI」を販売する。ボディにはパール蒸着を施すことで、虹色に輝いて見えるとしている。
NW-E050は、4Gバイトのスモーキーブラックモデル「NW-E053/BI」を発売する。超高輝度アルマイトを採用し、一つずつ磨き上げる工程を2回取り入れることで深い輝きを実現したという。こちらのモデルは本体に加え、カラビナ、クリーニングクロスを合わせたオリジナルセットになる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」