オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは10月27日、オンキヨーブランドのスピーカ「Scepter(セプター) SC-3」を発表した。スピーカ素材からユニットの設計まで一貫して自社で行う「Scepter」ブランドを冠する。発売は12月中旬。税別価格は1台30万円。
Scepterは、オンキヨーが1962年から実施しているスピーカの高音質化研究開発プロジェクト。最新モデルとなるSC-3は、最先端素材「CNF(セルロースナノファイバー)」とパルプを配合した独自の「ONF(オンキョーナノファイバー)」を採用したほか、オンキヨー伝統のノンプレス成型による20cmウーファを搭載する。
ノンプレスONFを使った20cmコーン型ウーファと、2.5cmリング型マグネシウムコンプレッションドライバのホーン型トゥイータを搭載した2ウェイバスレフ型で、再生周波数帯域は28Hz~50kHz。キャビネットは板厚最大42mmの高剛性MDF材を、内部を彫り構造にすることで、響きをコントロールする新開発の「Resonance Sculpting Control」テクノロジを採用する。
独Mundorf(ムンドルフ)製のコンデンサを搭載したほか、ネットワーク回路には、電流面を一致させた素子マウント構造を使用し、ノイズを抑え、繊細な音の表現を実現する。
ウーファ表面には、奈良の老舗である古梅園の「紅花墨(こうかぼく)」を塗布することで、伝搬速度を向上し、内部ロス、SN比を改善しているとのこと。音の抜けがよく、分厚い低音再生を実現する。
スピーカサイズは、高さ484mm×幅300mm×奥行き450mmで、重量約24.1kg。専用に設計されたスピーカスタンド「AS-3」(税別価格6万円/1台)と組み合わせることで、不要な振動を吸収し、自然な音色を鳴らせる。
なお、10月30日に東京・秋葉原の富士ソフト アキバプラザで開催される「音のサロン:『最新スピーカー6機種比較試聴』」と、11月12~13日に大阪・南船場で行われる「オーディオセッション in OSAKA 2016」内のオンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンブース内で、試聴イベントを開く。
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