東芝は9月27日、液晶テレビ「REGZA」に、タイムシフトマシン機能を内蔵した「Z7」シリーズと65V型までをラインアップする「J7」シリーズを発表した。両シリーズともにクラウドサービスと組み合わせることで新たな視聴スタイルを提案する。
Z7、J7シリーズともに新機能として搭載するのが「みどころシーン再生」だ。これは、録画済みの番組から見たいシーンのみを探してダイレクトに再生できるというもの。シーン検索は、人名など入力したワードから該当シーンを視聴できる「キーワードによるシーン検索」と、ネット上で話題になっている単語やニュースに頻繁に出てくる単語からチェック可能な「検索急上昇ワードPowerd by Yahoo!検索」に対応する。
加えて、最も視聴された上位30のシーンだけを視聴できる「今週の瞬間最高視聴シーンTOP30」、友人からのおすすめシーンを集めた「フレンドからのおすすめ」、視聴中の番組に印をつけたシーンのみが見られる「気になる!チェック」などの検索方法も用意している。これらのサービスは、レグザクラウドサービス「TimeOn(タイムオン)」として10月下旬(一部12月以降に開始されるサービスも含む)にスタートする。Z7、J7シリーズ向けに展開するが、今後発売するテレビ新商品への対応機種拡大も計画しているとのことだ。
Z7は42V型、47V型、55V型の3機種をラインアップ。地上デジタルチューナを9基、BS、110度CSデジタルチューナを2基内蔵し、タイムシフトマシン機能を備える。
従来機ではHDDを内蔵していたが、Z7から外付けのUSB HDDへの録画に変更された。HDD用のUSBポートを備え、背面設置ができる東芝製のUSB HDD「THD-250T1」(店頭想定価格:4万円前後)も用意される。容量は2.5テラバイト。内500Gバイトを通常録画として使用できる。
タイムシフトマシンで一時保管された番組は、新たな「ざんまいプレイ」を使うことで、効率の良い視聴をサポート。番組視聴中にリモコンのざんまいプレイボタンを押すと、見ている番組の関連番組を表示する機能を搭載する。
ざんまいプレイでは、話題になっているワードから番組を選択する「急上昇ワード」、いつも見ている番組をリストアップする「いつもの番組」、人気番組をピックアップする「みんなのおすすめ番組」などの再生もでき、今まで気づかなかった番組を視聴する機会を増やすことができるという。
パネルにはクリア偏光板を重ねることで、画面反射を抑え、パネルの明るさがダイレクトに届く映り込み低減パネルを採用。4倍速の「アクティブスキャン240」、高画質エンジン「レグザエンジンCEVO Duo」を搭載することで、高画質再生を実現する。別売の3Dメガネ「FPT-P200」を購入すれば、3D視聴も可能だ。発売は10月下旬から。本体デザインはヤコブ・イェンセンデザインが担当している。
J7シリーズは、Zシリーズの流れを汲む新ブランドとして登場した。地上、BS、110度CSデジタルチューナを3基搭載し、視聴中の地上デジタル放送に加え、別の2番組を同時に録画できる「地デジ見ながらW録」に対応する。
タイムシフトマシン機能は非搭載になるが、見どころシーン再生では「おまかせ録画」で録画した番組を対象にシーンを選択し、再生することができる。
32V型、40V型、50V型、65V型をそろえ、40V型以上のモデルでは「倍速120Hz」駆動に対応する。3D再生機能は非搭載だ。10月下旬から順次発売する。
全機種ともに無線LANに対応し、アクトビラ、U-NEXT、TSUTAYA TVなどのネットコンテンツの視聴が可能。今回からVODサービス「もっとTV」の視聴もできる。
画質モードは「アニメモード」「ゴルフモード1、2」「ゲームモード」を用意。Z7にのみ、動きの速いアクションゲームをなめらかな映像で楽しめる「ゲームスムーズ」モードも備える。
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