「おまかせ・まる録」など、自動録画機能の先駆者であるソニーらしい機能も満載されている。自動録画機能とは、ユーザーがあらかじめ入力したキーワードに関連する番組をレコーダーが探し出し自動的に録画する機能のこと。BDZシリーズには「x-おまかせ・まる録」機能が備わっており、キーワードだけでなく、ユーザーの録画・再生状況から嗜好を類推して自動録画を行うこともできる。
「そんなの余計なお世話だ」という向きもあるだろうが、たとえば「釣り」「囲碁」「落語」など、趣味に関するキーワードや「ルーブル美術館」、「屋久島」、「デルフト」など、将来旅行したい地名などを入力しておくと、気がつかない番組を録画していて驚くことがある。もちろん好きなタレントや歌手、俳優がいるなら、そういった人名を入れてもいい。
筆者は落語好きなのでキーワードに「落語」と入力してNHKの「日本の話芸」やTBSの「落語研究会」を録画している。BDZシリーズを1カ月も使っていると、予約漏れしていた昼の演芸番組や、落語家が出演したドキュメンタリー番組なども自動的に録画して、見逃さなかったことがしばしばある。
こういう見逃していた番組をレコーダが救っていてくれたときのうれしさといったらない。思わず本体をなでたくなるぐらいだ。x-おまかせ・まる録は、日ごろは意識しないが、いちど使うと手放せない機能と言えよう。
そんな便利な機能に加えて、新たに「気になる検索」機能が追加された。この機能は番組表や録画番組で“気になった”番組があった場合、関連する番組を見つけ出す機能。
例えば「笑っていいとも!」を見ていて、気になる女優が出ていたら、「オプション」ボタンから「気になる人名」「気になるワード」を選ぶと、人名ならその番組の出演者の名前が一覧で表示され、ワードだと関連するジャンル名などが表示される。そこから文字通り「気になる」対象を番組表から探し出し、録画予約できる機能だ。
例えば料理番組で「A」という女優と「B」という司会者が「海老のチリソース」の作り方を紹介していたとしよう。この場合「気になる人名」はAとBの人名が表示され、その人名を選択すると、他に出演している番組をピックアップする。
「気になるワード」の場合は、グルメや料理などのジャンルを紹介するわけだ。一つの事柄から、関連する番組を見つけられるのでテレビ好きや知的好奇心の旺盛な人が楽しめる機能だ。
このたびBSデジタルに新しく2局スタートした。まさに多チャンネルの恩恵を誰でも受けられる時代だからこそ、x-おまかせ・まる録や気になる検索機能が役立つはずだ。
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