画質調整は非常に高度だ。まず、一般のテレビと同様に標準、映画、スポーツなどのプリセット画質が選べる。
画質をさらに微調整したい場合は、ガンマや色温度など詳細なマニュアル調整も行える。調整項目はプリセット毎に最適化されていて、帯域別のエンハンサーや色域の指定など、新しい調整項目も追加されている。
ここまでは一般的だが、調整はそれだけではない。コンテンツの内容を自動的に判別して、画質を最適に制御する「インテリジェントシステム」も新たに搭載されているのだ。映画やスポーツ、ライブコンサート、バラエティ、トーク番組、紀行、アニメなどを(EPG情報ではなく)絵柄で判断し、それぞれのコンテンツにふさわしい映像設定に自動調整するインテリジェントなシステムである。
「映画は色を控えめに、サッカーは緑とユニフォームの原色系を鮮やかに、ゴルフは青空や自然を映すのでサッカーより地味に、紀行物はニュートラルに、トークは肌のコントラストを抑えて美肌に、というような自動制御を行っています」。
自動といってもテレビに任せきりではなく、前記したマニュアル調整のセッティング(ユーザーの嗜好)を元に自動調整を行う仕組みだ。
「映像を積極的に判定するには経験とノウハウの蓄積が必要になります、何世代を経た技術の集大成として今回のインテリジェントシステムを搭載しました」。
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