「ITトレンド調査」ではCNET JapanとYahoo!リサーチが共同で、インターネットユーザーを対象にITトレンドに関する様々な調査を行っている。第2回目は、2004年8月5日から2004年8月9日までの5日間にわたって、輸入車ユーザー1136名を対象に「PCの購入実態」に関するアンケートを実施した。「Yahoo!リサーチ・モニター」に登録する輸入車ユーザーに、所有する車やPCのメーカー、購入時に重視する点を聞いた。
【調査結果】
[輸入車ユーザーが好むPCメーカー]アップルが全体の8.1%
自宅で利用するPCのメーカーを質問したところ、全回答者のうち20.0%、つまり5人に1人がソニーのPCを利用していることが分かった。次いで多かったのが、自作パソコンのユーザー(14.0%)だった。また、アップルコンピュータが堂々の5位にランクインし、全体の8.1%を占めた。
法人向けに出荷されたPCも調査対象に含まれてしまうが、ガートナージャパンのデータクエスト部門が2004年3月に発表した、2003年(1〜12月)国内PC市場に関する調査のベンダ別シェアでは、トップがNEC(20.8%)で、それに富士通(19.4%)、デル(8.8%)、ソニー(8.6%)、東芝(7.8%)が続いている。また、前回の「アプリケーションの利用実態」調査で、Mac OSを利用すると回答した人の比率は、ネットユーザー全体の5.7%だった。こうした状況を考慮すると、輸入車ユーザーは、ほかの属性を持つユーザーとは違った観点で、PCを選んでいる可能性がある。
[商品選びで重視する点]車選びで人気を重視する人は、PC選びでも人気にこだわる
輸入車ユーザーに、PCを購入する際に重視する点を質問したところ、上位から順に性能(93.3%)、価格(80.5%)、デザイン(38.8%)といった回答が得られた。また、車選びに関して同じ質問をしたところ、上位から順にデザイン(85.6%)、性能(74.9%)、価格(70.7%)という回答が並んだ。
それぞれの商品を購入する際に、重視する度合いの差が最も顕著にあらわれたのは、デザインだった。PCを購入する際にデザインを重視すると回答した人が38.8%だったのに対し、車を購入する際にデザインを重視すると回答した人の割合は85.6%だった。
また、両製品を購入する際に重視する点の相関を調べたところ、車選びで人気を重視すると回答した人は、PC選びの際も、他の項目を重視すると回答した人より人気(41.8%)を重視する傾向があることが明らかになった。
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