坂和敏(編集部)
2006/09/28 00:08
Dow JonesのMarketWatchサイトで「NET SENSE」という連載コーナーを持つBambi Franciscoが、「MySpace trumps YouTube in video」(「MySpaceがビデオ分野でYouTubeを打ち負かす」といった意か)というタイトルのコラムを書いていた。今日はこの話題を手短に紹介してみたい。
comScore Media Metrixという調査会社が米国時間26日に発表したこの7月のデータ(米国市場に関するもの)によると、1位になったMySpaceでは約3740万人(のユニークビジター)が、あわせて約14億6000万回(ストリーミング)ビデオを観たという。第2位につけたのはYahooで、約3790万人(同8億1200万回)だったが、これは同社の運営する複数のサイトをあわせた合計数だろう。そして動画共有サイトの代名詞となった感もYouTubeは、約3050万人(同6億4900万回)で第3位につけている。なお、Google Videoは約750万人(同6000万回)で辛うじてベストテンの8位にランクインしている。このコラムのページには上位10社(サービス)を比較した一覧表があるので、詳しいことはそちらを参照いただきたい。
MySpaceで目立つのは、「1人あたりの視聴回数(Streams per streamer)」が飛び抜けて多いことで、1人あたり39回という数字はYahooやYouTubeのほぼ2倍にあたる。
もともとインディーズ系を中心とする音楽アーティストとそのファンとを結びつけるSNSとして始まったMySpace。そのMySpaceが先ごろ、音楽アーティストの活動をサポートするために独自の音楽レーベルを立ち上げたことは、ある意味で想定内と言えるかも知れない。が、このビデオ配信に関するデータが物語るように、MySpaceはもはや「単なるSNS」という枠ではくくれない存在になりつつあるようだ。
メンバー数1億人超という規模のこのプラットフォームを利用して、どんなことを仕掛けるか。「若者に選挙の有権者登録を呼びかけるキャンペーン」なども含めて、いまそのことにいろいろな人間が知恵を絞っているのかもしれない。
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