以下は、あくまで一個人の見方ということでお読みいただきたい。
CNET.comでWeb 2.0関連のブログを担当しているRafe Needlemanが、 「It's time to reconsider Google」というタイトルのコラムをあげている。内容は文字通り、「最近、Googleの提供する各サービスよりも優れた競合サービスを使うことが増えている」というもので、たとえば自動車の運転時に使う道案内にはGoogle MapよりもYahoo! Local MapsやMicrosoftのWindows Live Localのほうが便利だし、Ask.comのMaps & Directionsというサービスなら歩く道順を教えてくれる・・・だとしたら、もうGoogle Mapsは必要ないのでは、という例をまず挙げている。
またNeedlemanは、Google Desktop SearchよりもYahoo!の競合製品のほうが、PCへの負荷も少なく、インターフェースもより使いやすいものになっていると述べる。
さらに、Googleの中核サービスであるウェブ検索についても、実はAsk.comのほうができが良い--たとえば、検索関連広告の対象を広げたり絞り込んだりできる、リンク先の画面イメージがポップアップ表示される、といった点でより使いやすくなっていると主張(もっとも、Googleでもプラグインを使えば同様の機能は実現できるとの但し書きもある)。加えて、肝心の検索結果についても、Ask.comのほうがベターなことが多い(かならずしもいつもとは限らないが)という。
Needlemanのこの主観、またとくに検索に関するこの指摘が本当に的を射たことなのかどうかは、まだAsk.comを十分に試していないので判断がつかない(私は日頃、Googleの検索サービスをほぼ無条件で使い続けている)。ただし、その正否とは別に、こういう見方が出てきたこと自体が、何か大きな流れの変化を示しているようかのようでちょっとご紹介してみた次第。日々変化がつづくネットのことだから、時には「浮気」してみるのも悪くはないかも知れない、と思いつつ。
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