この3月にGoogleに買収されて以来、新規ユーザーの受付を停止していたオンラインワープロアプリの「Writely」が、昨晩あたりからまた受付を再開したとのニュースがTechCrunchで上がっていた。またこのエントリーのなかには、「最近公開されたCNET(本家のほう)による比較レビューで、Writelyが最高得点を獲得した」との一文もあったので、今日はこのCNET Reviewの比較評価記事を紹介してみたい(なお、この原稿はWritelyを使って書かれているが、若干カーソルの動きにもたつきがみられるだけで、日本語の入力もまったく差し支えなくできている。大したものだ...。もっとも、文書のタイトルは文字化けしたままだし、表の扱いはままならないが)。
今回評価対象になったのは「Writely beta」「Zoho Writer beta」「Think Free Online」「Glide Write」の4つ。それぞれの製品お寸評は次のようになっている。
Writely beta:7.7点(10点満点)
「安定したネットアクセス環境があり、数多くの編集/フォーマット機能を使わない」という条件付きでなら、MicrosoftのWord代わりに使うことができる。「Google Spreadsheet」との連携は未対応。
Zoho Writer beta:6.6点(10点満点)
常時接続環境が必要だが、直感的に制御でき、基本的な編集/フォーマットを行うだけなら、Word代わりに使える。ただし、ベータ版であるためバギーだ。
ThinkFree Office 3:5.3点(10点満点)
デスクトップクライアントとオンラインコンポーネントの両方を提供。Microsoft Officeに代わる低価格の選択肢だが、仕事に不可欠な製品になるにはさらに改善の余地がある。
Glide Write 1.0 Beta:6.3点(10点満点)
ワープロや表計算、プレゼンテーションソフトのほか、顧客データ管理機能などもある。テキスト内にチャートやプレゼンテーションなどを埋め込める。ただし設定がやや面倒で、個人で書類を作成するなら他の製品のほうがいい。
なお、これらのワープロソフトはどれもMS WordやOpen Officeのファイルを読み込むことができるほか、PDF書類の作成やブログへのエントリ投稿機能がついたものもある。さらに、このレビューでは、複数人での共同作業に向いた選択肢として「JotSpot wiki 2」も挙げている。
CNET Reviewのほうには詳しい対照表もあるのでご興味のある方は是非ご参考に。
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