今日はDiggに新たに追加された「Digg Labs」で見られる愉しい視覚表現と、「みんなで一緒に質問の答えやヒントを捜し出そう」というちょっと変わったスタイルのSBSサイト「Otavo」を紹介します。
まずはDigg Labsですが、これはdiggサイトでのユーザーの動きをリアルタイムに伝えるという試みです。diggには以前から「Digg Spy」というページがあり、文字通り片時も休むことなくニュースが投稿され、評価(Digg)されている様子がそこから見られました。Digg Labsにある「Stack」「Swarm」という2つのページも、このDigg Spyと目的は同じ--サイト上の動きをリアルタイムで伝えることですが、「実験室」と銘打つだけあって、なかなか見応えのあるものとなっています。こういう愉しいモノのおもしろさを、口(言葉だけ)で伝えようというのは、それこそ野暮というもの。どちらも基本的にデータの視覚表現である点は変わりませんが、それぞれ細かな部分にいろいろと工夫が凝らされています。楽しみながら見つけ出してください。
一方、Otavoはちょっと毛色の変わったソーシャルブックマークサービス(SBS)で、基本的なアクションはユーザーの1人が質問を書き込むところから始まります(「スレをたてる」に相当するか)。この質問--たとえば、「Web 2.0関連の話題を採り上げた一番いいブログは?("What are the best web 2.0 blogs?")」という見出しの質問には、「Web 2.0関連で一番できのいいブログは何かをちょっと知りたい。TechCrunchなどいくつかその関連のブログがあるのは知っているが、きっと他にも本当に良い内容のWeb 2.0関連ブログがあると思う("I just want to find out about the best web 2.0 blogs written.I do know a few like techcrunch and others but i am sure there are other blogs which blog about web 2.0 and have really good content."」という問いが書かれており、その下に「こんな情報を見つけたよ」という感じで、他のユーザーが見つけたページを紹介するブックマークが並んでいます。
また「Points System」のページを見ると、Otavoがポイント制を導入し、さまざまな参加行為に対する動機付けを行っていることがわかります。たとえば、友人・知人に招待状を出すと35ポイント、ブログのエントリを書き込むと20ポイント・・・といったふうです。
答え(への手がかり)を捜すという共通の目的を設け、さらに参加へのインセンティブをきちんと設けることで、Otavoは他にはまだないサービスを生み出したようです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力