このサイトで驚くのは、従来のブログの要素が反映されていることだ。投稿の代わりにストリームがあり、「最近のコメント」の代わりに「最近のディスカッション」がある。そして、「自己紹介」ページの代わりにブロガーのFacebookプロフィールへのリンクがある。これが未来のブログなのだろうか。ソーシャルサイトに積極的に参加している人たちにとって、自身の考えや意見ではなくソーシャルサイトへの参加を強調する上記のサイトは、確かに理想的なブログといえるだろう。
しかし、たとえFriendFeedがライフストリームをサイトに追加する(あるいは、ブログをライフストリームに変える)最も簡単な方法だったとしても、これが唯一の方法というわけではない。Lifestream Blogを見ると、ウェブサイトの所有者がさまざまな方法で自身のライフストリームを自らホストしていることがわかる。ライフストリームサイトのギャラリーはこことここでチェックできる。
ライフストリームはどのような方法で行われているのだろうか。さまざまな方法があるが、現在、多くの人たちは、サイトでカスタムコードを使って、ライフストリームを行っている。しかし、すでに「WordPress」を使ってブログを作成している場合、WordPress内で比較的簡単にカスタムライフストリームを設定できる。WordPress内でライフストリームを行うためのオプションは2つある。
また、自身のストリームを自らホストする、待望の最新自動ライフストリーミングソフトウェア「Sweetcron」についても触れておこう。
残念なことに、当初は6月にリリースすると約束していたのに、開発者はまだソフトウェアをリリースしていない。遅れが長引けば、ほかの開発者がソフトウェアをリリースして初期のライフストリーミング市場を獲得する機会を得る可能性もある(ほかにも開発中のソフトウェアを知っていたら、ぜひ教えてほしい)。
かつては、気軽な個人ブログがインターネットでの友達とのコミュニケーション手段だった。投稿、コメント、ブログロールにより、ブロガーはネット上に小さなコミュニティーを形成して互いに交流していた。現在、新しいツールがこれと同じレベルの交流を提供している。もしかすると、ブログ以上かもしれない。「Twitter」のようなマイクロブログサイトでは、すべてのちょっとした思いつきやリンクをフォロワー同士のコミュニティーで共有できる。ユーザーは尽きることのない会話に気軽に参加し、退出できる。さらに、FriendFeedのようなほかのソーシャルサイトにはその日の新しい掲示板が用意されており、投稿、共有された項目を中心に会話が始まるので、さらにコミュニティーの共感を集め、毎日より多くのユーザーを引きつける雰囲気を作り出している。
これらをはじめとするサイト、ソーシャルツールは、これまで以上にソーシャルウェブへの参加を促している。これらのサイトに社交的に参加している人たちはブログよりも交流の方に力を入れていることが多いが、ネットでの居場所を求めるニーズは今もある。しかし、それがブログである必要はまだあるのだろうか。おそらくないだろう。
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