3問目は、冬のボーナスで具体的に何を買うのかについてです。2問目で、デジタル家電および白物家電の購入を予定していると回答した方にうかがいました。
●デジタル家電および白物家電を購入すると答えた方に質問です。この冬のボーナスで買いたい家電は何ですか?(複数回答可。上位10位まで)
1 | Wii | 13.0% |
2 | コンパクトデジタルカメラ | 12.0% |
3 | ニンテンドーDS Lite | 9.3% |
4 | ハードディスク内蔵カーナビ | 9.0% |
5 | 携帯電話 | 8.8% |
6 | DVD/ハードディスクレコーダー | 8.3% |
7 | iPodシリーズ | 8.3% |
8 | ハイビジョン液晶テレビ(28型以上のもの) | 7.9% |
9 | デスクトップPC(テレビチューナーなし) | 7.9% |
10 | PLAYSTATION 3 | 7.9% |
「欲しい家電」は多岐にわたっていますが、上位にいるのは比較的お手頃な値段のデジタル家電です。中でも、1位の「Wii」(13.0%)と、3位の「ニンテンドーDS Lite」(9.3%)と、任天堂製品の人気が目立ちます。前年から続く任天堂の2大ゲーム機は、いまだに人気が衰えないようです。対するソニーの「PLAYSTATION 3」(7.9%)は10位、マイクロソフトの「Xbox360」は31位という結果となっています。
2位は「コンパクトデジタルカメラ」(12.0%)です。2問目でボーナスの使い道として「レジャー(旅行や食事など)」(4位)という回答が多かったですが、年末年始に旅行を予定している人がボーナスでデジカメ購入を考えるのかもしれません。
3位以降は、「ハードディスク内蔵カーナビ」「携帯電話」「DVD/ハードディスクレコーダー」「iPodシリーズ」が順に並んでいます。総じて、比較的お手頃なデジタル家電が上位です。1問目の質問で、大半が10万円未満の買い物で済ますことがわかりましたが、その結果がここにも反映されています。パソコン関連も10位以下のデスクトップ機とノートPCをあわせると22.3%と根強い需要があります。
各メーカーがこぞって喧伝している薄型大画面テレビについては、8位の「ハイビジョン液晶テレビ(28型以上のもの)」(7.9%)を筆頭に、テレビの購入を検討している人は10位以下をあわせて合計して22.7%となっています。テレビとあわせて利用する録画機についても、DVD/ハードディスクレコーダー、HD DVDおよびBD(Blu-ray)対応レコーダーをほしい人の総計は18%となっています。
そこで4問目は、テレビと録画機の人気メーカーについて、3問目でテレビまたはレコーダーを買いたいと回答した方に尋ねました。人気を集めるのはどのメーカーでしょうか。
●テレビまたはレコーダー(DVDレコーダー、Blu-ray Discレコーダー、HD DVDレコーダー)を買うと答えた方に質問です。どこのメーカーの製品を選びますか?(複数選択可。上位10位まで)
1 | シャープ | 43.6% |
2 | パナソニック(松下電器産業) | 39.7% |
3 | ソニー | 35.9% |
4 | 東芝 | 32.1% |
5 | パイオニア | 15.4% |
6 | ビクター | 10.3% |
7 | 日立製作所 | 9.0% |
8 | 三菱電機 | 7.7% |
9 | DXアンテナ | 5.1% |
10 | その他 | 5.1% |
テレビ・レコーダーにおける人気のメーカー、トップは「シャープ」(43.6%)でした。やはり、亀山ブランドの液晶テレビ「アクオス」が広く認知されていることが要因でしょう。以降2〜4位まで、テレビCMに注力する各社が競り合っています。2位はビエラの「パナソニック(松下電器産業)」(39.7%)、3位はブラビアの「ソニー」(35.9%)、4位はレグザの「東芝」(32.1%)です。4位以下はパイオニア、ビクター、日立製作所、三菱電機と続きます。テレビ・レコーダーの人気は、各社のブランドの認知度が大きく影響していると言えるでしょう。
最近はHDMIなどを使って液晶テレビとレコーダーをつなぐリンク機能を持つ機種が急増しています。自社メーカーの製品へのリンク機能を優先するメーカーもあるため、テレビがレコーダーの人気を牽引する部分があるのかもしれません。
最後の質問は、家電を購入する方法についてです。店舗に赴くか、インターネットで取引するかを尋ねてみました。
●家電を購入するお店はどこが多いですか?(複数選択可)
1 | 大手家電量販店の実店舗(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機など) | 88.4% |
2 | インターネット量販店(yodobashi.com、Amazon.co.jp、楽天、Yahoo!ショッピングなど) | 26.2% |
3 | 総合スーパー(ジャスコ、イトーヨーカドー、西友など) | 7.1% |
4 | メーカー直販サイト(Apple Store、DELL、Shop 1048[東芝]など) | 6.1% |
5 | 地域密着の家電ショップ(ナショナル・パナソニックのおみせ、など) | 2.6% |
6 | その他 | 1.7% |
7 | テレビショッピング(ジャパネットたかた、QVCジャパン、地上波TV通販番組) | 1.5% |
家電の購入は「大手家電量販店の実店舗」(88.4%)まで行く、という回答が大勢を占めました。家電量販店は薄利多売でリーズナブルな上、ポイントカードにポイントが貯まるのでお得感があります。実店舗まで行くことのメリットは、製品を実際に確認することができる、商品知識豊富な販売員さんがアドバイスをしてくれるということです。自分で調べるインターネットも便利ですが、詳しい販売員さんに聞くほうが手っ取り早いということもあります。
次に多いのが「インターネット量販店」(26.2%)の利用です。メリットは、営業時間外でも購入できる、店舗まで行く手間が省けるなどです。特に家の近くに家電量販店がない人にとっては、インターネット量販店で家にいながら購入するほうが便利でしょう。
「総合スーパー(ジャスコ、イトーヨーカドー、西友など)」「メーカー直販サイト(Apple Store、DELL、Shop 1048[東芝]など)」「地域密着の家電ショップ(ナショナル・パナソニックのおみせ、など)」は少数派です。そのうち「地域密着の家電ショップ」は、家電の購入というより、修理のために利用することが多いのではないでしょうか。
アンケートの結果、冬のボーナスのうち「10万円未満」の予算で何かを購入する人が多いということがわかりました。貯金以外の使い道は、家電、ファッション、旅行となっています。家電製品においては、「Wii」や「ニンテンドーDS Lite」といったゲーム機、や「コンパクトデジタルカメラ」などに需要があるようです。また、10万円以上の予算がある方には、大画面テレビやレコーダー、パソコンなどの需要もあるようです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス