ここまで、どのようなカメラが人気なのかを調査してきました。では、みなさんカメラで撮影した写真をどう扱っているのでしょうか?
●カメラで撮影した後、その画像をどのように扱いますか?(複数回答可、5位まで)
1 | パソコンで保存・閲覧する | 78.8% |
2 | 自宅のプリンタでプリントする | 55.9% |
3 | DPEショップやコンビニなどでプリントする | 41.7% |
4 | ブログやウェブサイトなどにアップロードする | 18.2% |
5 | メールで知人に送る | 18.0% |
最多は「パソコンで保存・閲覧する」(78.8%)、2位は「自宅のプリンタでプリントする」(55.9%)となりました。この結果から、カメラで撮った画像データはまずパソコンに移してから、閲覧したり、プリントしたりするという傾向がうかがえます。デジタルカメラと共にパソコンとプリンタ市場も成熟している表れといえるでしょう。また、「DPEショップやコンビニなどでプリントする」(41.7%)という利用もまだまだ健在で、プリンタよりキレイにプリントしたい場合や、自分でプリントするのが面倒なときに利用されているのではないかと思われます。
カメラのデジタル化やパソコンやプリンタの高性能化とともに、カメラで撮った画像の扱いも変わってきていることが分かりました。最後に、これからの購入するカメラに求めるポイントについて聞いてみました。
●あなたがカメラを購入するときに重視するポイントは何ですか?(複数回答3つまで、15位まで)
1 | 価格 | 69.8% |
2 | 画素数 | 60.4% |
3 | サイズ | 26.3% |
4 | 手ブレ補正性能 | 25.7% |
5 | ズーム倍率 | 13.4% |
6 | デザイン性 | 12.8% |
7 | 記録メディア | 11.4% |
8 | 重量 | 11.2% |
9 | バッテリー性能 | 10.8% |
10 | ISO感度 | 7.3% |
11 | メーカー | 6.6% |
12 | 広角性能 | 5.1% |
13 | 動画撮影機能 | 4.4% |
14 | レンズなどアクセサリーの豊富さ | 3.5% |
15 | その他 | 3.0% |
重視するポイントのトップは「価格」(69.8%)。次に多かったのが「画素数」(60.4%)です。ひと昔前なら非常に高価だった、デジタル一眼レフカメラが買いやすい価格になり、注目されていることが伺えます。ほか上位にランクされた項目を見ると、サイズ、手ブレ補正機能、ズーム倍率など、やはり使い勝手に反映される項目が重視されているようです。そのような傾向の中で、機能性とは無関係の「デザイン性」が6位(12.8%)に入っていることはおもしろい点です。「その他」の意見の中には、「起動の速さ」など、デジタル機ならではの特性を指摘する声もいくつかありました。
撮影枚数や、個人でプリントできるようになったこと、いつでも携帯できるようになったことなど、デジタルカメラの登場によって得られたメリットは少なくありません。一般向けのカメラ市場はすっかりフィルムからデジタルへ移行し、人々のライフスタイルにも影響を及ぼしています。安くてキレイに撮影できるのは当たり前で、今後はもっと簡単な操作やデザイン性、処理速度の向上が求められています。出荷が増加傾向にあるデジタル一眼レフカメラの需要が落ち着いたあとの市場はどうなるのでしょうか? それともライフスタイルに新たなインパクトを与える新しい機能を持つカメラが登場し、さらなる需要が掘り起こされるのでしょうか?
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」