アップルコンピュータが4月5日に発表したBoot Campが一部で大きな話題を呼びました。株式市場も敏感に反応し、米アップルの株価は約10%も上昇したそうです。
ご存知のようにBoot Campは、Intel Core Duoプロセッサ搭載のMacで、Windows XPが動作するようにするソフトウェア。Boot Campを使うと、Macの上でMac OS XとWindows XPを切り替えて使うことができるようになる(デュアルブートが可能になる)というものです。これによって、Intelチップを採用した最新のMacが、圧倒的マジョリティのWindowsユーザーをも顧客にする可能性が開かれたのです。
こうした意識的・戦術的な現実路線は、iPod以来のアップルの姿勢であり、一貫したものと言えるでしょう。今回の「ITなるほどランキング」では、Boot Campのリリースによって、現在Windowsなどの別のOSを使っているユーザーが「将来Macを買いたいと思うようになったかどうか」をリサーチしてみることにしました。
●Boot Campが発表されましたが、あなたは将来Macを購入したいですか?
1 | Macを購入の選択肢に入れてよい | 49.4% |
2 | Macを購入しようとは思わない | 37.6% |
3 | 何のことかよくわからない | 8.1% |
4 | Macを購入したい、またはする予定だ | 5.0% |
ご覧の通り、購入の可能性があると思われる人は、(1位の49.4%と4位の5%を足して)過半数に上ります。購入しようと思わない人が40%近くいるものの、2〜3%と思われる現在のMacのシェアを考えると、半数以上が「買うかも」と言っているというのはかなり大きな数字と言えるのではないでしょうか。
それでは彼らはなぜ、Macを買いたいのでしょう?その理由についても聞いてみました(複数回答)。
●「将来Macを購入したい」「購入の選択肢に入れてよい」と答えた理由は?
1 | デザインが優れていてかっこいい、かわいい | 71.1% |
2 | ブランドイメージがよい | 39.4% |
3 | Mac OS X、Windows XP両方のOSを 1台で使いたい | 36.3% |
4 | Mac OS Xの安定性、堅牢性に期待 | 31.1% |
5 | 以前から憧れていた | 19.8% |
6 | Macで使いたいソフトウェアがある | 18.3% |
7 | ネットサービスが中心になればOSは関係ない | 16.7% |
8 | 以前にMacを使っていたことがある | 15.1% |
9 | マシン処理速度が速い | 14.2% |
10 | 高級感がある | 11.7% |
結果はとても明快でした。「デザインが優れていてかっこいい、かわいい」(71.1%)、「ブランドイメージがよい」(39.4%)、「以前からあこがれていた」(19.8%)という結果が示すように、Macはかっこいいから、おしゃれだからということがもっとも大きな理由になっているようです。
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