さて続いては、どんなIT企業が2006年に躍進するかと聞いてみました。1位ソフトバンク(17.8%)、2位ヤフー(16.5%)と同じグループ企業が続き圧倒的なブランド力を見せつけています。3位はApple Computer(16.0%)。2005年に引き続いてiPod新製品への期待が寄せられているのに加えて、新年早々発表されたIntel Macへの期待が高いようです。「iPod並みにヒットする可能性があるのではないか」といったコメントが寄せられています。
意外だったのは4位に入ったウィルコム(15.9%)です。定額制などの安価でユニークなサービスによる企業努力が素直に評価されています。品薄が続いている「W-ZERO3」(関連記事)をはじめとする新しい端末にも期待が寄せられています。
5位にはGoogle(15.1%)が入りました。「革新的」「同業他社より優れたことをしてくれる」「今年もなにかやってくれそう」という期待感を与えてくれるということで、ネットユーザーからの確かな支持を獲得しているようです。
ところで、この調査でひとつ当たり前なんですが大切なことに気づきました。サービス名と企業名がタイトに結びついていないと、どんなに成功したサービスを抱えていても、一般の人々には企業名があっけなくスルーされてしまいます。イーマーキュリーは意外なほど順位が低かったです。そうです、あの大人気SNSサイトmixiを抱える会社です。
ライブドアの強制捜査を受けてIT関連の株価は下がっているものの、全体的に見ると「景気はよくなっている」ということで世間的にコンセンサスがとれつつある今日この頃。受け入れられる新サービス/商品さえあれば、今回の調査にはまったく登場しなかったサービスや商品、そして企業が今年いきなり頭角を現すことだって大いにあり得ることでしょう。楽しみにウォッチしていきたいところです。
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