韓国で10歳のオンラインゲーム王者が誕生した。
5月13日に行われた「SK1682杯 カートライダーリーグ」(以下、SK1682杯)グランドファイナルにて、10歳のムン・ホジュン選手が頂点に立ったのだ。
「カートライダー」は、日本進出も果たしているNEXONによるオンラインレーシングゲームだ。初心者でも簡単に扱えるシンプルな操作性と、かわいらしいキャラクターとで、子どもや女性も含めた幅広い層から人気を集めている。
この日行われたSK1682杯のグランドファイナルは、2月から3カ月間行われていた予選を勝ち抜いた8人の選手が、3ラウンドマッチで戦う決勝ラウンドの最終戦だった。ムン選手は決勝ラウンドの1ラウンド目で優勝していたが、2ラウンド目は他の選手に勝利を譲っていたため、この日が頂点に立つかどうかの天王山となっていた。
結局3ラウンド目をムン選手が制することで、優勝賞金2000万ウォンと優勝トロフィー、そして「カート皇帝」の名誉を手にしたのである。
韓国最年少プロゲーマーのムン選手は、2006年からカートライダー関連のゲーム大会に出場するようになった。2007年3月には、プロゲーム大会(韓国では「e-スポーツ」と呼ばれている)振興やゲーム文化の育成を目的として設立された韓国eスポーツ協会(KeSPA)が主催する、ゲーム競技大会「KeSPA CUP」のカートライダー競技で優勝。栄えあるプロゲーマーの資格を手にした。年齢が一回りも異なる強豪ゲーマーたちと肩を並べ堂々と戦うその実力ぶりに、人々からは「カート神童」と呼ばれていた。
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