文:Emily Chang
翻訳校正:吉井美有
2006/09/12 08:00
SapotekのJosh Randとその他のメンバーがメールでのインタビューに応じてくれた(2006年8月28日)。
われわれが提供するウェブトップ - Desktoptwo(英語版)とComputadora.de(スペイン語版)は、手元にあるコンピュータの見た目や感触、機能を模倣した、無料のウェブベースのデスクトップです。これは1つのブラウザウィンドウの中で完結していて、インターネットに接続されている機器を使えばどこからでもアクセスできます。これは、インターネット上の「ホーム」を提供するもので、モバイル環境で必要とされるようになってきているツールやプログラム、アプリケーションが利用できます。頻繁に旅行をするが余分な重たいバッグを持って回りたくないという人は、これを使えばラップトップコンピュータを置いていけるようになります。出先にインターネット接続があるということさえ分かっていれば(最近ではどこにでもありますが)、デスクトップにアクセスすることができるわけです。技術にどっぷりと依存している人ほど、どこにいても技術が必要になるものです。Desktoptwoは、そういう人たちのライフスタイルに必要な自由と柔軟性を提供します。
ただ、他にもこの種類のモビリティが必要となる人たちがいます。自分のコンピュータを持たず、公共端末や共有端末に依存している人たちです。これがDesktoptwoや特にComputadora.deがラテンアメリカで驚異的な人気を得ている理由です。DesktoptwoとComputadora.deは、持てる人と持たざる人の間の巨大な技術的ギャップを埋めます。われわれの信念は、情報技術はぜいたく品ではなく日用品であるべきで、社会経済的な水準や教育、住む場所などに関わらず誰でもその多大な恩恵にあずかれるべきだというものです。
理由は2つあり、それらは完全に相互補完の関係にあります。第一に、インターネットを通じて世界中の人々を1つにつなげることができる(インターネットは多くの場合無料ですし、どこにでもあります)という素晴らしい効果を、われわれが理解していたということです。第2には、インターネットが静的な情報(電子メール、画像など)を交換する単純なコミュニケーションメディアからプログラムやアプリケーション、その他の関連ツールのプラットフォームへと変化しつつあることを認識していたということです。この、使命感とメディアの進化の組み合わせが、Sapotekの創業と最初のウェブトップの開発につながっています。
時間はたっぷり割いています:)Sapotekは2002年のはじめにスタートし、その8カ月後に最初のバージョンのComputadora.deを正式発表しました。それ以来、プログラムや機能を加え続けており、ごく最近、Desktoptwoの最初のベータ版を発表したところです。Desktoptwoは英語表記で、機能面でもはるかに進歩しています。
割いている時間については、人によっては「Sapotekに人生を捧げている」なんて言うかも知れません。わたしにとってはSapotekは本業というよりもライフワークです。わたしは起きている時間のほとんどをSapotekに割いていますし、寝ている時間もSapotekのことを考えていることが多いですね。
Sapotekは小さな会社です。わたしは最高経営責任者(CEO)兼社長で、ニューヨークの共有オフィススペースにある非常に小さな本社からSapotekを率いています。わたしは実際には法律家であり経済学者なのですが、コンピュータや技術、そしてわたしのような人間がなぜかはまってしまうあらゆるおもちゃやガジェットが大好きです。わたしはBrown大学を卒業して数カ月後、修士号取得のためにロンドンへ行ったのですが、そこでOscar Mondragon氏と出会いました。彼はわたしの友人であり、現在のビジネスパートナーです。この出会い以来さまざまなことが起こりました(わたしの略歴については、Ideacodesがデザインしてくれた、Sapotekの素敵なウェブサイトを参照してください)。われわれの友情がSapotekの車輪を動かし始めたと言っておけば十分でしょう。
わたしがいくつかの本業に縛られている間に、Oscarはロンドンを離れて生まれ故郷のメキシコに戻り、メキシコ国内で最初の先進的なISPのひとつを立ち上げました。しかし結局、Oscarは彼の愛する会社をアメリカからのコンキスタドール(征服者)に売却しました。その後、彼がバーチャルデスクトップのアイデアをわたしに送ってきたのが2002年のはじめで、それ以来Sapotekの歴史が始まったわけです。Oscarは、経験豊かなネット起業家かつSapotekの技術開発担当役員として、メキシコのトルカにあるオフィスが行うすべての研究開発を取り仕切っており、技術チームを取りまとめています。技術チームは次のメンバーからなります。
Emily Chang氏が日頃使ったり魅力を感じたり注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストがeHubである。Chang氏はネットワークに毎日アクセスし、ネットサーフィンや検索、電子メール、RSSリーダー、SMSなどで何かを見つけたときに、随時リストを更新している。Chang氏が特に関心を寄せているのは、次世代ウェブ(ウェブ 2.0)、Ruby on Rails、Ajax、ブログ、ロケーションマッピング、オープンソース、フォークソノミー、タギング、デザイン、デジタルメディアの共有だという。そのため、eHubにはそういう視点が反映されている。
eHubが当初の意図を超えて成長するきっかけとなったのは、Chang氏とMax Kiesler氏によるウェブ 2.0アプリケーションサービスの開発者へのインタビューeHub Interviewsチャネルが追加されたことだ。Chang氏とKiesler氏は、サンフランシスコにあるウェブデザインコンサルタント会社Ideacodesの共同創始者兼代表者である。CNET Japanでは、eHubを運営するEmily Chang氏の了解の下、eHub Interviewsを翻訳していく。
Emily Chang氏は、数々の賞を受賞したウェブインタラクションデザイナー、技術戦略家で、Max Kiesler氏と共同で設立したサンフランシスコのウェブコンサルタント企業Ideacodesの代表者である。ウェブとユーザーエクスペリエンスに関するデザインや技術、次世代ウェブについてのサイトEmilyChang.comの筆者であり、人気のウェブ 2.0リソースであるeHubの作成者でもある。同氏によればeHubとは、日頃使って魅力を感じたり、注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストなのだという。
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