パナソニック、照明演出「YOI-en」が街の彩りに加え果たす意外な役割

 パナソニック エレクトリックワークス社は、街演出クラウド「YOI-en(ヨイエン)」を用い、横浜スタジアムで開催中の「BALLPARK FANTASIA(ボールパークファンタジア)」への来客誘導を実施する。人の動作や衣服の色によってライティングの色や音楽が変化する「YOI-en Studio(ヨイエンスタジオ/仮称)」で、街行く人の足を止め、興味を抱かせる。

「ドリームゲート」前に設置した「YOI-en Studio」 「ドリームゲート」前に設置した「YOI-en Studio」
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 YOI-enは、インターネット経由で照明演出を制御できる照明システム。スタジアム入口「ドリームゲート」前にYOI-en Studioを設置したほか、ゲート前の樹木とその前の路面の3つをライトアップし、スタジアム前の空間に一体感を生み出す。

 YOI-en Studioは、YOI-enでセンサーと照明をつなぎ、服の色や人の動さでライトアップや音楽が変化するというもの。所定の位置に立った人の服の色にあわせたライティングが楽しめるほか、右腕を上げるジェスチャーでさらに色が変化する仕組みだ。今回のイベントではフォトスポットとして機能することで、街行く人々が足を止め、体験できるスペースになる。YOI-en Studioに加え、樹木と通りのライトアップも連動しており、実際に立って見ると照明の色が移り変わる様を体感できる。

服の色に合わせて照明の色が変化する 服の色に合わせて照明の色が変化する
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ゲート前の樹木もYOI-en Studioにあわせて色が変わる
ゲート前の樹木もYOI-en Studioにあわせて色が変わる

 今回3つのコーナーに計32台の照明器具を設置。路面には3色の照明により、3つの影を映す「マルチシャドウ」を採用する。「BALLPARK FANTASIAというイベントを意識せずに通りがかった人が、路面のマルチシャドウに驚いて足を止め、気づき、YOI-en Studioで写真を撮って楽しみ、さらにイベントへと足を運んでほしい」(パナソニック エレクトリックワークス社技術本部デザインセンター城寳俊亮氏)と照明が誘客の役割を果たす。

路面を彩るマルチシャドウ 路面を彩るマルチシャドウ
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 12月9~17日に開催するBALLPARK FANTASIAにあわせ、YOI-en Studioも17日まで設置する。今後は観光地や商業施設の常設とライトアップとあわせ、夜のフォトスポットとしての提供を検討しているとのこと。「今までのライトアップはアップデートされなかったが、YOI-enはネットとつながっている強みをいかし、アップデートし続けられる。その日の天候を照明演出で知らせたり、誘導灯の役割を果たしたりと、新しい使い方を提案していきたい」(城寳氏)とした。

街演出クラウド「YOI-en」

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