Volvo Energyと、再利用バッテリーによる蓄電システムを手がけている英Connected Energyは、Volvoグループの電気自動車(EV)の使用済みバッテリーを蓄電システム(Battery Energy Storage System:BESS)で利用する取り組みを進める。両社は、契約締結に向けての合意書(LOI)に署名済み。
EV用のバッテリーは、容量が80%ほどに低下した程度の劣化でEV用に適さなくなってしまうそうだ。そこで両社は、VolvoのEVバスやEVトラックなどから古いバッテリーを回収し、BESS用バッテリーとして再利用する仕組みを構築する。
再利用EVバッテリーを使ったBESSは、商用電源に不安のあるビルなどの電源やEV充電器として活用できる。
2023年中に試作開発をスタートさせ、Volvo製EVのバッテリーをコンテナに格納したシステムを開発する。2025年の早い時期より、欧州で提供を始める考え。
なお、Volvo EnergyはConnected Energyに約5000万スウェーデンクローナ(約6億6000万円)出資している。
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