Panera Breadのロイヤルティ報酬プログラム会員に、新しい特典が提供されることになった。同社が「MyPanera」会員向けに「Amazon One」の導入を発表したのだ。これはMyPaneraの会員かどうかを確認し、会員に非接触型の決済を提供するものだ。プレスリリースによると、この新技術は、セントルイスにある一部のカフェ店舗で顧客に提供され、数カ月以内に他の地域に対象を拡大するという。
Amazon Oneを使うと、手のひらをかざすことで、購入した食料品の支払いを行ったり、リワードを獲得したりできる。ロイヤルティプログラムに参加するPaneraの顧客は、オプトイン方式で、Amazon Oneに自身のMyPaneraアカウントを連携することで、非接触型決済を有効にしたり、店員から自分に合ったおすすめの食事の提案を受けたり、利用可能なリワードを確認したりできる。両社によると、レストランチェーンがロイヤルティプログラムへのアクセスにAmazon Oneを導入するのは初めてだという。
Amazonが2020年に発表したAmazon Oneは、掌紋読み取り技術により、小売業者にデジタル決済を提供するほか、キャッシュレス店舗への入店やスタジアムへの入場の際の認証を行うこともできる。この技術は、個人の本人確認の手段として、手のひらをスキャンする生体認証を利用している。いち早くAmazon Oneを採用した実店舗には、「Amazon Go」や傘下のWhole Foodsなどがある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」