オリジナルWebtoon制作スタジオ「SORAJIMA」を運営するソラジマは3月22日、シリーズBラウンドにおいて、総額約10億円の資金調達を実施したと発表した。
Z Venture Capitalがリード投資家を務めたほか、ニッセイ・キャピタル、DBJキャピタル 、KDDI Open Innovation Fund 3号、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、住商ベンチャー・パートナーズ、みずほキャピタル、電通ベンチャーズ、博報堂DYベンチャーズ、IZUMO Founder 大湯俊介氏からの第三者割当増資となる。
現在、スマートフォンに特化した縦スクロール型、フルカラーのマンガ「Webtoon」は世界規模で読者層が広がり、2021年の市場規模に36億7347万ドル(約4400億円)。また、2028年には、262億1359万ドル(約3兆1500億円)まで成長すると予測されている。
2019年に創業したソラジマは同市場において、多数のオリジナル作品を制作、配信している。
脚本から作画まで一気通貫制作のオリジナル作品として、国内最多の26作品を2022年に公開。2023年度には、追加で51作品を公開する「五十音計画」を掲げている。これは、Webtoonの本場、韓国のトップスタジオに匹敵する制作ライン数だという。
今回調達した資金は、クリエイターが最高のパフォーマンスで活躍できるように創作環境の改善に活用。また、自社のマンガメディアである「cosmic」(旧名称:SORACOMI)を通して、さらなるグローバル展開にチャレンジするとしている。
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