レコチョク、チケット自体をNFTに--「ダイナミックNFT」日本初採用、券面が動的に変化

 レコチョクは3月16日、NFTチケットの発券、販売、入場管理、顧客管理までをトータルで担うチケットソリューション「レコチョクNFTチケット」を3月23日から提供すると発表した。

 NFTを動的に変化させることができる「ダイナミックNFT」技術を券面に採用し、入場後に切り替わる仕様となる。ダイナミックNFTを使ったデジタルチケットの有料での発行、入場管理は日本初になるという。

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 今回提供を開始するレコチョクNFTチケットは「チケットそのものがNFT」なことも特徴。レコチョクは2022年1月からNFT事業に参入し、チケットの半券をNFTとする取り組みなどを行なっていたが、NFTを動的に変化させるダイナミックNFTを採用するのは初めて。

 NFTチケットは「紙チケットのように所有でき、電子チケットのように扱える」ため、ブロックチェーン技術で不正偽造や転売を防止し、二次流通を制御することもできる。なお、購入は暗号資産ではなく、法定通貨で販売、購入ができる。

 電子チケットの券面をNFTとすることで、デザイン性を高めることができるほか、入場後に券面画像が切り替わることを利用し、当たりチケットなどを設定したプレゼント企画や、チケット購入後や終演後にイベント主催者やアーティストがメッセージを送付するなどの施策も実施できるとしている。

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 同チケットシステムを利用した初めての公演も5月に予定されている。宅間孝行氏が手がける舞台「神様お願い」で、チケットは3月23日12時に発売予定だ。


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