東急不動産、ペットと暮らしやすい集合住宅--特化型ルームやペット保険も

 東急不動産は3月15日、ペット保険のアニコム損害保険との業務提携を発表した。両社の顧客向けに、「ペット共生型事業」の取り組みを加速する。

 東急不動産ホールディングスグループでは、都市型賃貸レジデンス「コンフォリア芝浦バウハウス」のペット入居可物件や、東急ハーヴェストクラブのペットと泊まれる宿泊施設など、ペットと共に過ごす環境を提供している。


 今回の取り組みでは、ペットと暮らしやすいハードサービスとしての住宅開発に加え、ソフトサービスを複合的に提供することで、よりきめ細やかなサポートによる暮らし方を提案。東急不動産の物件において、アニコム損害保険やアニコムグループのサービスを利活用するほか、両社でペット共生型マンションを始めとする、各種物件の共同検討と開発に取り組む。

 ハードサービスの実証実験として、1月より東急不動産の都市型賃貸レジデンス「コンフォリア高島平」において、ペット特化型ルームの提供を開始。同物件では、大型犬飼育可能やペットの同棲数制限を3頭までにするなど規約を改定すると共に、傷がつきにくいペット用フローリングを採用し、ドッグラン、ペット用品が洗えるコインランドリーなどを設置している。

 ソフトサービスの実証実験では、東急不動産の「BRANZ WEB」会員限定で、ペット向けのサービスや商品を提供するオンラインサービスを、期間限定で開始した。

 将来的には、東急不動産ホールディングスグループの幅広い事業ウィングによる顧客基盤を活用し、ペット事業としてのビジネスモデル構築、および顧客体験価値の向上を目指す考えだ。

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