Microsoftは米国時間3月6日、さまざまなビジネス業務を処理することを目的とした次世代人工知能(AI)ツール「Microsoft Dynamics 365 Copilot」を発表した。
「Dynamics 365 Copilotは、生成系AIの最近の進歩を活用して、単調な業務を自動化し、従業員の創造性を最大限に解き放つ」と、同社は記している。
Microsoftによると、Dynamics 365 Copilotは、顧客に対するメールの返信を作成したり、メールやチャットの質問に対する回答を作成したり、「Teams」ミーティングの概要を記したメールを「Outlook」で作成したりする作業を支援できるという。また、EC向けの商品説明を簡単に作成したり、天候などによるサプライチェーンの問題について取引先に予告したりするためにも使用できる。
同社のビジネスアプリケーションマーケティング担当コーポレートバイスプレジデントEmily He氏によると、これらの機能は、「Dynamics 365」アプリケーションと「Microsoft Vivaセールス」でプレビュー版が公開されているという。
Microsoftが、同社のAI技術に関連して「copilot」(副操縦士)という言葉を使うのは、これが初めてではない。2月にAI搭載「Bing」を発表したとき、この検索エンジンは「ウェブのAI搭載副操縦士」になったと述べていた。この言葉は、検索やビジネス業務を扱う(操縦する)のは、Dynamics 365 CopilotやAIではなくユーザーであることを示唆している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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