KDDIとあいおいニッセイ同和損害保険は3月2日、「+メッセージ」の公式アカウント「au災害対策」において、避難所検索機能の提供を開始したと発表した。緊急速報メールの配信履歴から、警戒地域や現在地周辺の避難所情報を検索できる。
避難所検索機能は、au災害対策アカウントと、あいおいニッセイ同和損害保険のリアルタイム被害予測ウェブサイト「cmap」の連携による成果の一環。au災害対策で受信した通知や緊急速報メールの配信履歴から「避難所検索」ボタンをタップするだけで、cmapの避難所検索に直接遷移できる。遷移後は、自動的に都道府県、市区町村が選択されるため、配信エリア周辺の避難所をスムーズに検索できるという。
加えて、au災害対策の「防災情報」メニューから、特定のエリア避難所情報がいつでも調べられる。平時から居住地域や現在地周辺の避難所情報を事前に把握し、災害時に備えることが可能だ。
緊急速報メールは、地方自治体などから発信された災害や避難指示の情報を、その地域のスマートフォンや携帯電話の利用者に一斉に配信するサービス。直接個人に配信できるメリットがある一方、一度に送信できる情報量が少ないという課題がある。国土交通省の検討会においても、通信事業者に対して緊急速報メールに加えて、必要性の高い情報をシームレスに配信する仕組みづくりが求められていた。
+メッセージのau災害対策では、緊急速報メールを補完する仕組みとして、自宅や家族の居住地など、事前に登録したエリアの災害、避難情報を受信できる機能や、全国の配信履歴が確認できる機能などを提供。
また、あいおいニッセイ同和損害保険はcmapを通じて、台風、豪雨、地震による建物被害の予測などを提供している。大雨、洪水などSNSから得られるリスク情報を地図で表示できるほか、ハザードマップや避難所、警戒レベル3~5相当地域の情報などが地図で確認できる。被災建物数をリアルタイムで自動予測し無償公開するウェブサイトは世界初になるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」