LayerXは2月28日、シリーズAファーストクローズで、約55億円の資金調達を実施したと発表した。2020年には、シード期として約30億円の資金調達を実施している。
今回の資金調達では、三井物産をリード投資家とし、ANRI、ALL STAR SAAS FUND、GMO VenturePartners、ジャフコ グループ、Spiral Capital、Z Venture Capital、Dawn Capital、BRICKS FUND TOKYO(三菱地所)、三菱UFJキャピタルを引受先としている。
なお、同調達とあわせ、三井物産の山本忠太則氏が社外取締役に就任する。
同社は、請求書処理や経費精算、法人カードを中心とした支出管理サービス「バクラク」などを提供するSaaS+Fintechスタートアップ。
また、「バクラク」を中心に、デジタルネイティブなアセットマネジメント会社を目指す合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント」、プライバシー保護技術「Anonify」で組織横断のデータ利活用を目指すPrivacyTech事業などを開発・運営している。
同社によると、「バクラク」はサービス開始から2年で導入社数3,000社を突破。今回調達した資金は主に、「バクラク」事業の開発・セールス・マーケティングなどに活用するという。
加えて、Fintech事業(三井物産デジタル・アセットマネジメント)、PrivacyTech事業のさらなる成長と、これらに次ぐ第4、第5の事業の創造にも取り組んでいくとしている。
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