PLEN Roboticsは2月27日、りそなグループとの連携により、シフト管理を顔認証で自動化するサービスを開発し、滋賀県大津市の温泉旅館「びわ湖花街道」で運用を開始したと発表した。
本サービスは、PLEN Roboticsが採択された、Plug and Play Japanの「Smart Citiesアクセラレータープログラム」を通じ、同プログラムのコーポレートパートナーである、りそなグループとの協業により実現したもの。
これまでびわ湖花街道は、経理、調理、接客、フロント等、複雑化する従業員の出退勤管理や給与計算を、ほぼ一人の従業員で対応していたという。
今回、りそなグループ(ビジネスプラザおおさか・びわこ)のソリューションを活用し、PLEN Roboticsの「顔認証勤怠管理システムを」提供することで、出退勤管理と打刻データに基づく出勤日数、実務時間、普通残業時間の計算が自動化された。
PLEN Roboticsの顔認証勤怠管理システムは、エッジAI搭載カメラ端末「PLEN Cube」の顔認証機能と、複雑なシフトに対応する計算プログラムを持った「勤怠管理アプリケーション」で構成している。
PLEN Cubeは、7.4cmの立方体の端末内に、デジタルビデオカメラと顔認識、顔認証、音声認識、会話合成機能を搭載し、入退室管理や商品レコメンド、健康チェックなどを行う。顔認証や音声認識などの演算処理を、クラウドを介さず端末内で行うため、強固なITインフラは不要で、顔認証サービスの定額使い放題を可能としている。
勤怠管理アプリケーションは、正社員、時給者、ナイトシフト、特別社員の4つの勤務形態の、それぞれの中抜け時間、時給者の有休取得時のみなし勤務時間などの変則的な勤務時間を計算し、勤務スケジュールを表示するとともに、給与計算ソフトとのシームレスな連携が可能だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力