東急バス、東急トランセ、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、レシップ、QUADRACの6社は2月20日、東急トランセと京浜急行バスが運行する空港連絡バスにおいて、3月1日から「Visaのタッチ決済」の実証実験を開始すると発表した。
同実験では、Visaのタッチ決済の専用機器を、東急トランセおよび京浜急行バスが運行する空港連絡バス「大崎駅・武蔵小山駅・大井町駅・品川シーサイド駅-羽田空港」線に設置。Visaのタッチ決済対応カード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォンなどで乗車時に専用機器へとかざすことで、運賃を精算できる。
実施時期は3月1日〜。なお、武蔵小山駅からの運行も3月1日に開始する予定。
対象は羽田空港行き便のみ。空港発の便は従来通り、空港ターミナルにあるクレジットカード決済機能付き券売機での決済が必要となる。対応ブランドはVisaのみだが、今後はJCBやUnionPay(中国銀聯)など、他のブランドも対応するとしている。
東急バスと東急トランセは、東急線沿線における「モビリティ・カンパニー」としてバス交通に関わるさまざまな取り組みを実施している。同実験は、増加傾向にある訪日外国人旅行者をはじめとした沿線への来街者に対し、普段使い慣れているVisaカードで手軽に運賃決済できる環境を整備し、旅行者の利便性向上を図る取り組みとなる。
今後は、同実験の状況を評価しながら導入路線の拡大、同決済スキームを利用した新たなサービスの実施についても検討するという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」