noteは2月20日、東京の私立大学である桜美林大学の入学選考過程において、「note」を使った情報発信プログラムが採用されたと発表した。
教育探究科学群の入試プログラムとして採用し、すべてのプログラムをやり遂げた受講者に総合型選抜の一次審査(書類選考)を免除する「Spiral認定証」を進呈する。なお、教育探究科学群は2023年度開学予定。大学の入試プログラムへのnoteの採用は初になるという。
桜美林大学は3月22と23日、プラネット淵野辺キャンパスにおいて、2日間の日程で参加者自身が興味関心をもてるテーマを探してnoteで表現するというゼミ型プログラム「探究プレゼミ noteで好奇心を発信しよう」を開催する。
対象は中学生~高校2年生で、メンターを務める桜美林大学の学生、大学院生とともに、文章やビジュアルを工夫してより人に伝わりやすい記事を目指す。最終プレゼンテーション発表後はnoteの「公共・教育」カテゴリーのディレクター青柳望美氏、桜美林大学 教育探究科学群で准教授を務める山崎慎一氏によるフィードバックを実施し、Spiral認定証を進呈するとしている。
noteはこのような取り組みの背景として、2022年度から導入された新しい学習指導要領において、高校では「理数探究」「総合的な探究の時間」など7つの科目が新設され、座学を中心とした学習から生徒自身が主体的に課題を設定し、成果や研究結果を発表する学びが重視されるようになったことを挙げている。
また以前から同社は、インターネットで創作を楽しむ工夫を伝えて表現力を高める出前授業などを実施。教育機関に対して探究学習の学びを深めるきっかけにnoteを活用するよう働きかけていたという。
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