「Facebook」と「Instagram」で「Meta Verified」という有料認証サブスクリプションサービスの提供を開始すると、Metaの最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏が米国時間2月19日に発表した。
競合するTwitterを踏襲したこのサービスでは、なりすましに対する保護が強化され、顧客サポートへ直接アクセスできるようになると、Zuckerberg氏はFacebookの投稿で述べた。このサービスの料金は、ウェブ経由で加入すると月額11.99ドル(約1600円)、「iOS」経由で加入すると月額14.99ドル(約2000円)。オーストラリアとニュージーランドで20日の週から提供を開始し、その他の国にも近いうちに提供する予定だという。
Facebookは長い間、チェックマークの認証バッジを、著名で本物だと認定したアカウントに提供しているが、今回の新しいサービスでは、政府発行のIDで身元を証明できる有料ユーザーにもこのチェックマークを付与する。
有名人、ジャーナリスト、政治家などの公人のアカウントが偽物でないことの証に使われ、羨望の的だった、Twitterの青い認証チェックマークについて、Elon Musk氏は2022年に同様の動きを発表している。チェックマークの収益化を図るFacebookの今回の動きは、これを踏襲するものだ。Musk氏は、このチェックマークを月額7.99ドル(日本では980円)の「Twitter Blue」の加入者に付与することにして、Twitterに新しい収益源をもたらしたが、有名ブランドになりすます偽アカウントが急増し、11月に同サービスの新規受付を一時的に停止する事態に追い込まれた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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