富士ソフトは2月15日、5G(NSA/SA・ローカル5G)および、Wi-Fi 6に対応したモバイルルーター「+F FS050W」の販売を開始したと発表した。
同製品は、国内向けのSIMロックフリールーターとして、初めてeSIMに対応。またnano SIMスロットも備えたデュアルSIM仕様となっている。主要4キャリア(docomo、au、SoftBank、Rakuten Mobile)に対応するほか、多くの通信社に対応するという。
昨今、通信キャリア各社による5G基地局の整備が進み、SA(Stand Alone)方式によるパブリック5Gや、企業・自治体が独自にネットワークを構築するローカル5Gが広がっている。
同社は、5Gサービスの普及と市場における多様なニーズに対応するため、+F FS050Wの発売を開始した。
なお、eSIMを利用してオンライン上で回線契約・開通手続きをすることで、即時に利用の開始が可能。また、nanoSIMスロットも備えたデュアルSIM仕様となっているため、用途にあわせて2つの回線を切り替えて運用することや、メイン回線の通信トラブルに備えてバックアップ回線を保持するといった使い方もできる。
また、持ち運びに適した「モバイルモード」、バッテリーの劣化を防いで通信速度を速める「据え置きモード」、エンジン起動/制止に連動する「カー・モード」という3つのモードを搭載。IoT/M2M利用に向けたローカル5Gやモデムモード接続、バッテリーレス稼動にも対応しており、さまざまなビジネスシーンでの利用も想定する。
連続通信時間は、5Gで9時間、4Gで11時間(4000mAhの内蔵バッテリー使用時)。同時接続台数は、32台(Wi-Fi)+1台(USB Type-C USB 3.2 Gen1)。
通信速度は、5G利用時で受信最大2.8Gbps/送信最大460Mbps。4G利用時で受信最大1.6Gbps/送信最大200Mbps。Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)使用時の通信速度は、最大1.2Gbps(Wi-Fi6対応)。
対応周波数は、5G:n1、n3、n28、n77、n78、n79。4G:バンド1(2.1GHz)、バンド3(1.7GHz)、バンド8(900MHz)、バンド18(800MHz)、バンド19(800MHz)、バンド26(850MHz)、バンド28(700MHz)、バンド39(1.9GHz)、バンド41(2.5GHz)、バンド42(3.5GHz)。無線LAN:2.4GHz/5GHz。
サイズ(約)は、高さ120mm×幅74mm×厚さ19mm。重量は、約198g。価格は、3万8280円(税込)。
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