「ChatGPT」は、コーディングや文章作成、チャットなど、その高度な機能によって、メディアを賑わせている。バグの修正からMBA試験の合格まで、幅広いスキルを備えていることをすでに実証済みだ。ChatGPTの助けを必要とするコーダーではないからといって、この楽しい体験を見逃すのはもったいない。
日常生活でChatGPTの機能を活用するのに、テクノロジーの専門家である必要はない。ChatGPTには、生産性を向上したり、現実世界の問題を解決したりする用途もある。以下に、ChatGPTのライフハックをいくつかまとめてみた。皆さんに代わって実際に試した結果をお伝えしよう。
簡単なはずの電子メールの下書き作りが、面倒で時間のかかる作業になることもある。正しい文体と企業用語を使用しながら、適切な言葉をすべてつなぎ合わせ、真意の伝わる文章を作るのは、意外に難しい。そういうときに役に立つのがChatGPTだ。
筆者はプロンプトの一例として、「今日、医者の予約があることを上司に知らせる電子メールの下書きを考えてほしい」というテキストを入力した。数秒以内に、ChatGPTはその状況にふさわしい電子メールのテンプレートを出力してくれた。後は、その文章を電子メールにコピー&ペーストして、自分の好みに合うように変更し、送信するだけだ。
大仕事の前に緊張したり不安になったりするのは、人間なら当然のことだ。効果的な激励の言葉をかけたり、作戦を立てておくことで、集中力を保って目の前の仕事に注力できることもある。重要なイベントを目前に控えたときの完璧な戦略について、同僚や家族、あるいはGoogleに尋ねる代わりに、ChatGPTに尋ねてみよう。
筆者は、「もうすぐ重要なプレゼンテーションをしなければならない。やる気を奮い立たせてほしい」というプロンプトをChatGPTに入力してみた。すると、成功に備えるための5つのヒントが提示された。アドバイスは適切で、洞察に満ちており、励みになった。そして、最も重要なことに、実際に有用だった。それらのヒントは、筆者を奮い立たせただけでなく、成功を確実にするために今できることを教えてくれた。
筆者はリストを作るのが大好きなので、これは画期的な機能だ。リストを作成すれば、やるべきことを簡単に整理して、特定のタスクを忘れてしまうのを防ぐことができる。だが、リスト作りには時間がかかることもあり、付随する情報を調べなければならないことも多い。例えば、筆者は通常、休暇で旅行に出かけるとき、忘れ物をしないように、Googleで持ち物リストを検索し、その情報に基づいて、自分独自の持ち物リストを作成するようにしている。ChatGPTだと、自分の代わりにそのリストを作成してほしい、と頼むだけでいい。
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