ビデオ会議で仕事の話をしている時、参加者らがメモを取っているかどうか気になるという人も多いだろう。人工知能(AI)を利用して英語音声をテキスト化する人気アプリ「Otter」を手がけるOtter.aiは米国時間2月14日、そうした場合の役割を担おうと、新たなサービス「OtterPilot」を発表した。このサービスは、自動でメモを取り、重要な資料のスクリーンショットを取り、会議の議事録を書き上げてくれる。
2016年設立の同社が提供する自動の文字起こしサービスは、メモを取る作業を事実上不要にするものだ。アプリでは独自のAIを使い、会議中にリアルタイムでメモを取る。その後、メモを編集して共有できる。「Otter Assistant」機能を使えば、MicrosoftやGoogleのカレンダーとOtterを連携でき、自分が参加できないオンライン会議でもアプリが自動的にメモを取って共有してくれる。
新たなOtterPilotのサービスでは、参加者は会議中、文字起こしされているテキストをリアルタイムで閲覧できるほか、コメントの追加、重要な点の強調表示、アクションアイテムの割り当てもできる。
また、オンライン会議中に共有されたスライドの画像やビジュアルが自動的に取得されるほか、AIを利用して会議の主なトピックの要約が生成される。会議終了後は、会議中のメモ、付随するビジュアル、要約を参加者全員に自動で送信できる。OtterPilotで作成された要約とメモは、重要なタイミングやスライドのスクリーンショットへのリンクと併せて、メールで送信される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス