野村証券、保有する資産の急変動などをタイムリーに配信する「Follow UP」正式リリース

　野村証券は2月10日、資産情報メッセージアプリとなる「Follow UP」の「iOS/Android」版の提供を正式に開始したと発表した。

　Follow UPは、マーケットの状況のリアルタイムな確認が困難な利用者に向け、保有している個別銘柄や日経平均株価などの指数の急変動を通知したり、投資信託の運用レポートを配信したりできる。国内株式と国内投資信託を対象に保有資産情報をタイムリーに提供し、資産運用をサポートするという。

　具体的には、20分前の情報をもとに、任意に設定した変動幅（±2.5％、5％、10％）で保有する個別銘柄の株価の急変動、評価額の増減を通知する機能を搭載。QUICKが提供する各銘柄に関連する最新ニュースも提供するため、株価が変動した要因にも気づけるという。

　20分前の情報をもとに、日経平均株価の急変動も通知する。前日終値比2～20％まで、2％ごとで設定できる。市場に関するニュースや保有銘柄の価格変動（評価額トップ3まで）も配信するとしている。

　平日午後3時の東京証券取引所の取引終了後は、保有株式の評価額などに関する情報を送付。保有する個別銘柄の決算発表日の朝、発表時刻や前日終値なども通知し、株価の変動などに備えてサポートするという。

　加えて、保有する国内投資信託の分配金情報（受取予定日や分配金額など）や、保有する国内投資信託の運用レポートの発行を通知する。毎週土曜日の午前には、保有する国内株式、国内投資信託の1週間の値動きを掲載するレターを発行する。

　なお、フォロー対象の資産は今後順次拡大するとしている。

　同社はFollow UPのほか、顧客が保有するあらゆる資産が一目でわかる資産管理アプリ「OneStock」、アナリストらが執筆した投資情報に関する記事が読める「FINTOS！」、国内株式などの取引や管理を自分のペースで行える資産運用アプリ「NOMURA」を提供している。Follow UPにはFINTOS！などの「デジタルID」でログイン可能で、同社の口座を所有している場合は、部店コード、口座番号、パスワードの入力により、保有資産を1口座連携できるという。