アイサンテクノロジーは2月7日、三菱商事との共同出資で、新会社「A-Drive株式会社」を設立したと発表した。
資本金は3億円で、出資比率はアイサンテクノロジーが60%、三菱商事が40%。岡部定勝氏が代表取締役社長を務める。同日から営業を開始し、自動運転に関連するさまざまな事業を展開するという。
アイサンテクノロジーによれば、自動運転の社会実装は自治体や交通事業社との深い連携だけでなく、自動運転車両の調達、安全を第一とした走行ルートや環境などの設定(ODD設定)、インフラ協調による安全支援、継続的なサービス設計や事業設計、関係機関調整など、多くのプロセスを踏む必要があるという。
そこで新会社では、これらのプロセスをワンストップで供給する。自治体や交通事業者における自動運転技術の導入をスムーズに行える総合的なサービスを提供し、自動運転関連ビジネスの市場ポテンシャルおよび、事業性を検証するとしている。
具体的には、顧客が自動運転車両を利用する上で必要な機器、システム、インフラ設備などの調達支援のほか、自動運転車を運行するためのコンサルティングなどのサービスを提供する「自動運転ワンストップサービス」事業を展開する。自動運転のさまざまなニーズに対するサービスを提供し、2025年の自動運転実用化に向けた社会貢献を目指すとしている。
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