KDDI、法人向けに音声通話の録音やテキスト化でデータを可視化するサービスを提供

 KDDIは1月30日、法人向けに「au通話録音機能」と「KDDI Voice Viewer」の提供を1月31日から開始すると発表した。


 今回提供する「au通話録音機能」は、au携帯電話による音声通話の録音を可能とするサービス。通話の相手は他キャリアの携帯電話や固定電話のいずれの場合も録音可能。また、発着信いずれも録音に対応する。初期費用は、3300円/契約。月額は、550円/番号。


 録音には、特別な操作は不要。自動で全通話録音が可能なため、録音漏れのリスクがないのも特徴となる。


 もうひとつの「KDDI Voice Viewer」は、同社が提供する全ての音声サービスについて、録音データをクラウド上へ格納するサービス。クラウドでの提供のため、短時間で構築でき、低予算での導入が可能だという。初期費用は、3300円/契約。月額(クラウドストレージ)は、550円/0.2GB。テキスト化は、2728円/10時間。




 また、クラウドへ保存した音声通話の録音データはWebサイト「KDDI Voice Viewerポータル」から閲覧が可能。録音データのテキスト化や特定の文字検索が可能なため、通話内容の確認作業を効率化できるという。


 同社によると昨今、テレワークの普及やWeb会議の浸透により、付随機能として録音利用が一般化しているという。音声通話においても、コンプライアンス対策やクレーム対応などの用途で通話録音ニーズが継続して存在する。

 また、録音データの保存先については、従来はオンプレミスのストレージサーバーが主流で、導入までの時間や費用面の課題があったという。

 今回提供する両サービスにより、auの音声通話から固定音声サービスまでの全録音データをクラウドで統合管理可能となり、録音環境準備の工数削減および、分散された音声データの網羅性向上により幅広い可視化ニーズに応えられるとしている。


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