Ashirase、歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」の先行販売モデルをCFで提供へ

 Ashiraseは1月23日、視覚障がい者向けの歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」の先行販売モデルについて、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にて先行発売すると発表した。


 プロジェクトの期間は、1月21日から3月5日まで。目標金額は、100万円。なお、2023年3月頃には一部代理店での販売も予定しているという。

 同社は、本田技術研究所による従業員のアイデア・夢を実現する新事業創出プログラム「IGNITION」発のベンチャー企業第1号。

 同社の歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」は、視覚障がい者が1人で自由に歩けることを実現するために開発。「あしらせ」を靴に装着し、専用のスマートフォンアプリに目的地を入力すると、振動で進行方向をナビゲートする。

 進行方向を振動や音声で伝えるため、行ったことのある場所と同様、ルート確認の負担を減らし、周りに注意を払うことに専念できるよう開発しているという。


 同社によると、日本における歩道はさまざまな道路構造があり、よりスピード感を持って価値のある製品にしていくためには、実際のユーザーに幅広く生活の中で利用してもらうのが必須だと考え、クラウドファンディングを実施することにしたと説明する。

 なお、クラウドファンディングで得た資金については、「あしらせ」のサービス改善、製造費用に充てるという。

 希望小売価格は、8万8000円(税込)を予定。クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」では、「スペシャルサンクス割プラン」(20名程度:4万4000円(税込))や、「超早割プラン」(50名程度:5万2800円(税込))などの返礼品を用意している

 靴サイズ目安は、22.5〜28.5cm。カラーバリエーションは、ネイビー、ダークグレー、ライトグレーの3色。充電には、USB Type-Cを利用。充電時間は、約1.5時間。最高連続使用時間は、10〜12時間。IPX5準拠の防水性能(雨の日や水飛沫には対応するが、水没により壊れる可能性がある)を備える。

 専用アプリは現在「iOS」対応のみ。「Android」への対応は時期未定。


CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]