「アイマス シンデレラガールズ」ライブイベント「cgコンステ」で見た“スペシャル感あふれるステージ” - (page 2)

 DAY2も千川ちひろからのアナウンスから始まり、そのなかには公演翌日となる11月28日からシンデレラガールズ11周年であるのとともに、ちひろ自身の誕生日であるころも触れられると、大きな拍手が送られていた。

 ダンサーによるオープニングステージでライブが開始。DAY1と同様、「流れ星キセキ」(安齋さん、二ノ宮さん、生田さん)から始まり、「Shine!!」(牧野さん、青木さん、桜咲さん、福原さん、渕上さん、赤﨑さん、鈴木さん、原さん、松嵜さん)と歌い繋ぐ。安齋さんと渕上さんからの挨拶では、DAY2では楽曲がガラッと変わっていることを告知した。

 早速DAY1とは異なる「ダンシング・デッド(Long SE Ver.)」(のぐちさん、松嵜さん)からライブ再開。デレステのMVからイメージされるようなハロウィンテイストの楽しさと怖さを表現する楽曲を、センターステージでヘッドセットマイクを装着しながら、ダンサーとともにパフォーマンス。曲の途中ではキャスト陣も登場し、MVさながらのゾンビ風な動きでダンスパーティと思えるようなステージを盛り上げていた。さらに「THE VILLAIN'S NIGHT」(佐倉さん、田辺さん、千菅さん、二ノ宮さん、ルゥティンさん、長野さん)と、悪役をテーマにした楽曲で怖さを想起させるような独特な世界観を作り出していた。

「ダンシング・デッド」(DAY2)
「ダンシング・デッド」(DAY2)

 「チカラ!イズ!ぱわー!!(Long Ver.)」(赤﨑さん、鈴木さん)でパワフルなステージに続いたのは、「ヒーローヴァーサスレイナンジョー(Long Ver.)」(神谷さん、長野さん)。特撮大好な南条光を表現するかのような、いかにもと思える特撮テイストの楽曲で、間奏ではヒーローショーさながらのバトルが展開され、必殺技を繰り出すと炎が上がる演出もあるなど、熱いステージとなっていた。

「ヒーローヴァーサスレイナンジョー」(DAY2)
「ヒーローヴァーサスレイナンジョー」(DAY2)

 多田李衣菜のソロ曲「Arrowhead」(青木さん)は、ダンサーとともにサブステージに立った青木さんが、ロックが好きな李衣菜を表すようなロック曲を熱唱し、さらに熱気を高めていく。さらに“ロック繋がり”と呼べるような、ロックアイドルである木村夏樹のソロ曲「Bullet Ride」(安野さん)も披露。センターステージに立った安野さんがスタンドマイクを前に、ロカビリーテイストの楽曲をあふれ出るカッコよさを前面に出して、クールに決めていた。

 MCパートでは、DAY1と同じくコンステ星占いを実施。内容は同じだが、DAY2では2023年の運勢を占うこととなった。安齋さんと佐倉さんが、キャストとなっているアイドルの声で「頑張って」とプロデューサーに伝えていたのをはじめ、のぐちさんによるイケボでの一言メッセージ、生田さんと長野さんがキャストとなっているアイドルとして、プロデューサーに無駄使いをしないように叱るなど、さまざまな指示をこなしていた。

 ライブ再開は「空想探査計画」(津田さん、赤﨑さん、神谷さん、安野さん、山下さん)から。人工衛星や土星などの星々がレーザーで描かれるなかで軽快に歌い、終盤では手を振る動きに合わせてコンサートライトも振られ、一緒になってのクラップもあり一体感のあるものに。また、渋谷凛のソロ曲「Reflective illumination night」(福原さん)は、おしゃれな雰囲気を漂わせる曲調のなかで伸びやかに歌声を響かせ、凛の新境地とも感じさせるステージとなっていた。

「Reflective illumination night」(DAY2)
「Reflective illumination night」(DAY2)

 「Frost」(青木さん、桜咲さん、千菅さん、安野さん)は、まさに冬の季節を描いたバラードソング。序盤は千菅さんと安野さん、途中からは青木さんと桜咲さんがそれぞれ歌い進め、そして終盤は4人が歌声を重ねるという、聴きごたえもあるものとなっていた。

 「Home Sweet Home」(梅澤さん、津田さん、新田さん、牧野さん、桜咲さん)は、オリジナルメンバー5人揃ってライブ披露が実現。ホラーハウスをイメージするようなホラーテイストの楽曲で、ミュージカルといっていいほど熱演のセリフも交えたストーリー性のあるステージが展開。怖いながらも目が離せないような独特な世界観を表現していた。

「Home Sweet Home」(DAY2)
「Home Sweet Home」(DAY2)

 MCパートのコンステ占いでは、安野さんが“「ダンシング・デッド」におけるゾンビ軍団の原さん”のモノマネとしてゾンビ風ダンスをすると、原さん本人もダンスに加わって披露。さらにいて座を代表した津田さんが12位を引いてしまったときに、占いの内容が“踊るゾンビに噛みつかれてダンシングデッドになっちゃた”ということもあり、キャストの多くがゾンビ風なダンスをして盛り上がる一幕も。ちなみにDAY2では、やぎ座を代表した松嵜さんが1位を引き当てていた。

 ドーム天井のプラネタリウム映像演出を経て、「You're stars shine on me」(安齋さん、桜咲さん、長野さん、山下さん、のぐちさん、青木さん、福原さん、神谷さん、千菅さん、梅澤さん、ルゥティン、新田さん)、「星環世界(Long Intro Ver.)」(赤﨑さん、鈴木さん、松嵜さん、佐倉さん、牧野さん、武田さん)、「VOY@GER」(小市さん、ルゥティンさん、生田輝さん、のぐちさん、原さん)と歌い進めるなかでは、DAY1と異なるキャストもいることから、また違った一面をのぞかせるものに。そして「No One Knows(Long Intro Ver.)」(飯田さん、田辺さん、二ノ宮さん、渕上さん)では、DAY2でもクールに決めていた。

「VOY@GER」(DAY2)
「VOY@GER」(DAY2)

 プラネタリウムの映像演出や衣装の説明といったMCパートを経て、シンデレラバンド with スターリーストリングスも登場。DAY2でのスターリーストリングス登場時は「Secret Mirage」の演奏に。そして歌われたのは「Snow*Love(コンステアレンジ)」(のぐちさん、山下さん)。天井には雪が舞い落ちる様子を映し出しながら、あたたかい気持ちになれるような冬のラブソングを歌い、最後には2人でハートマークを作る一幕も。

 「Frozen Tears(コンステアレンジ)」(佐倉さん、渕上さん)について、オリジナルは北条加蓮のソロ曲だが、ここでは渕上さんに加えて佐倉さんも歌唱に参加。氷の結晶が天井に映し出されるなか、生演奏にのせて優しい歌声が響き渡る。こちらもオリジナルは塩見周子のソロ曲である「青の一番星(コンステアレンジ)」(青木さん、福原さん、ルゥティンさん)は、ルゥティンさんに加えて、福原さんと青木さんが参加。和風の趣を残しつつ、歌声を伸びやかに響かせていた。

「Frozen Tears」(DAY2)
「Frozen Tears」(DAY2)

 「レッド・ソール(Long Intro Ver.)」(梅澤さん、新田さん、赤﨑さん、神谷さん)は、大人の雰囲気を存分に醸し出すジャズナンバー。生演奏で、よりおしゃれでゴージャスな空気感に包み込む。明るく元気なアイドルのキャストが歌うという、新たな一面も見えるステージとなった。続いての「君のステージ衣装、本当は…(Long Intro Ver.)」(安齋さん、飯田さん、田辺さん、鈴木さん、原さん)では、アップテンポながら切なさを感じさせる楽曲であるなか、歌声の重なりと生演奏による厚みでより切なさを誘うものとなっていた。

 「Driving My Way」(佐倉さん、千菅さん、安野さん)は、オリジナルメンバーが揃っての披露が実現。聴けばすぐ感じられるようなフュージョンテイストの楽曲で、高い歌唱力を持って疾走感とカッコよさを表現していた。

「Driving My Way」(DAY2)
「Driving My Way」(DAY2)

 「-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律」(津田さん、牧野さん、桜咲さん、二ノ宮さん、長野さん)は、イントロが流れた段階で軽いどよめきが起きる。シンフォニックロックと言えるような曲調で、生演奏による重厚なサウンドに力強い歌声、炎が吹きあがる演出も相まって、熱いステージとなった。

 津田さんによるソロパートから始まった「New bright stars(Long Intro Ver.)」(安齋さん、梅澤さん、津田さん、新田さん、飯田さん、小市さん、ルゥティンさん、武田さん、山下さん)、そして全員による「さよならアンドロメダ」で幻想的な雰囲気のまま本編を一区切りした。

「さよならアンドロメダ」(DAY2)
「さよならアンドロメダ」(DAY2)
「さよならアンドロメダ」(DAY2)
「さよならアンドロメダ」(DAY2)

 アンコールを求める拍手と各種情報告知を経て、ベルの音とともに「神様……幸せになれますように」の文字が映し出されたなか、流れてきたイントロは「ロマンスの神様」。1993年にリリースされた名曲で、同曲を歌う広瀬香美さんは数々のウインターソングを生み出した“冬の女王”としても知られているが、ステージの幕があがるとなんと広瀬さん本人が登場。DAY1に続いてのサプライズゲストに、場内は驚きの声が隠せない。シンデレラガールズからも梅澤さん、武田さん、津田さん、原さん、牧野さん、松嵜さんが歌唱に参加。耳なじみのある楽曲を、広瀬さんの卓越した歌唱力と広い会場の隅々まで届いていると感じさせる声量を持って披露し、キャスト陣も楽しそうに歌っている姿が見受けられた。

「ロマンスの神様」(DAY2)
「ロマンスの神様」(DAY2)

 続けざまに「Snow Wings(Long Intro Ver.)」(広瀬さん、飯田さん、生田さん、小市さん、佐倉さん、鈴木さん、田辺さん、のぐちさん、福原さん)のイントロが流れると、驚きの声が止まらない状態に。シンデレラガールズのウインターソングを広瀬さんがカバーするという、さらなるサプライズ。力強い歌声に拍手が巻き起こるぐらいのロングトーン、さらには間奏でピアノ演奏も行うという圧巻のステージで、プロデューサーたちを引き込んでいった。

「Snow Wings」(DAY2)
「Snow Wings」(DAY2)

 MCパートでは、キャスト陣が浮足立つぐらいに感激している様子が伺えるなかで、広瀬さんは自ら“冬の女王様”と称して挨拶したのをはじめ、軽妙なトークで場を沸かせる。松嵜さんからは、広瀬さんと出身校が同じというエピソードも語られる一幕も。さらに歌った感想を語るなかで、広瀬さんが曲を書きたいと、突如としてシンデレラガールズへの楽曲提供を自ら申し出ると、キャスト陣もプロデューサーたちも騒然。期待を示すように白いコンサートライトが振られ、大きな拍手が巻き起こっていた。

 ほかにも開演前に流れていたBGMにおいて、実は「Snow Wings」だけ広瀬さんがピアノの生演奏をしていたと、さらなるサプライズを明かす。ちなみにその模様は、広瀬さんのYouTubeチャンネルで後日公開される予定としている。キャスト陣との記念撮影でも目を引くぐらいの個性的なポーズを決めるなど、歌もトークもノリノリな“広瀬香美ワールド”全開と感じられるステージとなっていた。

 大いに沸いたサプライズのステージから、DAY2も最後の曲となったのは「お願い!シンデレラ」。寒くも熱い2日間を笑顔で締めくくった。そして最後の最後に、2023年のライブ開催も予告した。

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