本田技研工業(Honda)は10月25日、バッテリー交換ステーション「Honda Power Pack Exchanger e:」の販売を開始したと発表した。
バッテリーシェアリング事業を行うGachacoへと納品し、日本で1台目となる量産機が同日から稼働しているという。
Power Pack Exchanger e:は、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を複数同時に充電できるバッテリー交換ステーション。電動二輪車をはじめとするMobile Power Pack e:ユーザーは、街の中のステーションで必要な時に充電済みバッテリーにアクセスできる。充電時間を待つことなくスムーズにバッテリー交換できるという。
親機(Control機)1台に対し、子機(Extension機)を複数台連結可能で、より多くのバッテリーを同時に管理、運用できることも特徴。ユーザーや事業者のニーズに応じて柔軟に対応でき、効率よく電動モビリティを利用できるようになるという。停電などでPower Pack Exchanger e:へ給電できない場合は、充電済みのMobile Power Pack e:の電気からの給電も可能。バッテリーの貸し出しを継続できるとしている。
国内外で広く普及しやすいバッテリーインフラとなることを目指しており、街中になじみやすいデザインを採用。バッテリーシェアリングサービスの運用に必要な情報をクラウド上で一元管理するシステム「Honda Power Pack Cloud」を採用し、バッテリーシェアリング事業者、電動モビリティユーザー両者の利便性、使いやすさを追求したという。
海外では、インドの現地法人であるHonda Power Pack Energy India(HEID)にて電動三輪タクシー(リキシャ)向けバッテリーシェアリングサービス事業を開始し、Honda Power Pack Exchanger e:を運用しているという。
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