サイバーエージェントは9月21日、サッポロドラッグストアーの店舗内エンド棚で、販促用の「自己推薦ロボット」の実証実験を開始したことを発表した。
商品の情報を消費者へ適切に伝達して大きな販売促進効果をあげられるかや、どのような動きや発話などの振る舞いをすることが人々の興味関心につながるかを検証するという。
自己推薦ロボットは、商品自身が動いて顧客に話しかけているようにみえるのが特徴だ。重量センサーやAIカメラを活用し、「目の前に立ち止まったら動きながらお礼を言う」「商品を手に取ったらお礼やダンスをして、戻したら悲しむ」など、商品の自由な振る舞いを設計可能だという。また、振る舞いはリアルタイムで調整可能だ。
実証実験は、9月19日から10月2日にかけて、サツドラ北8条店(北海道札幌市東区北8条東4丁目1番20号)で実施する。
対象商品は、「マルちゃん やきそば弁当」「Diane ビートゥルー ボディソープ」「Diane ビートゥルー ボディミルク」の3つ。従来のPOPやサイネージと異なり、商品自身が動いて話しかけるため、商品に対して興味を持ちやすくなるという。説明を聞いてもらいやすい、手に取られやすいなどの販促効果が見込めるとしている。
ロボット設置後は、各種センサーで顧客の反応を計測。効果最大化にむけ、リアルタイムにロボットの動きや発話内容などを運用するという。
サイバーエージェントは、今回の実証実験の結果を同社の研究開発組織「AI Lab」で検証し、店舗内販促の新しい手法として、自己推薦ロボットの商用化を目指すという。
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