故Steve Jobs氏に最も近しい3人の人物が、ウェブサイト「Steve Jobs Archive」を開設したことを明らかにした。Apple最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏によると、「すべての人の可能性を呼び起こす場所」だという。
Cook氏は、Appleの元チーフデザイナーであるJony Ive氏と、Jobs氏の妻であるLaurene Powell Jobs氏とともに、このアーカイブを開設した。3氏は、年次会議Code 2022に登壇してこのプロジェクトを発表し、Kara Swisher氏とともにハイテク業界のレジェンドであるJobs氏が遺した功績について語った。
同アーカイブのウェブサイトにはこう書かれている。「Steve Jobs Archiveは、過去に対する敬意と未来に対する期待を基に、人々が自分なりの貢献をする手段と機会を提供する。Steveの価値観を反映し、彼の可能性をさらに前進させるプログラム、フェローシップ、コレクション、パートナーシップを構築していく」
ウェブサイトには現在、Jobs氏の思想や信念に関する洞察を与える、テキスト、音声、動画など、さまざまなコンテンツが掲載されている。
“What’s important is that you have a faith in people, that they’re basically good and smart, and if you give them tools, they'll do wonderful things with them."—Steve Jobs, 1994
— Steve Jobs Archive (@SJArchive) September 8, 2022
Welcome to the Steve Jobs Archive.
Let's make something wonderful.https://t.co/CzrW2CxnR9 pic.twitter.com/JUI3NcpF3O
例えば、Jobs氏が2010年に自分自身に送信した電子メールがあり、その中で同氏は、人間が互いに依存し合う関係について思いをめぐらせている。そのメールには、「私は自分の服を作っていない」「自分で発明や改良をしたわけではない言葉を話している」などと書かれている。
同サイトにはその他に、1997年にAppleの「Think Different」広告キャンペーンのナレーションとして録音されたJobs氏の音声や、2005年にスタンフォード大学の卒業式でスピーチした際の映像などが掲載されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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