河野太郎デジタル大臣は定例会見で、フロッピーディスクの提出を求める行政手続きを撤廃する方針を示した。大臣は「今どきフロッピーディスクはどこで買えるのか」と語った。
大臣は「FAXの撲滅も実行するが…」と前置きしつつ、行政手続きの際に「フロッピーディスクや光ディスク、光磁気ディスクの提出を求める法令が結構あることがわかった」と述べた。
具体的には、行政手続きの際に、フロッピーディスクやフレキシブルディスク、CD-ROM、光ディスクなどの提出を求める法令が1900条項存在した。今後は提出メディアを指定しないように改めるという。
また大臣は「クラウドなどの新しい技術の導入や活用を阻害する恐れのある規定も結構ある」とも述べ、こうした規定も撤廃するとした。
さらに、法令にアナログ規制が残っていないかを審査する「デジタル法制局」の設立の前倒しも発表した。2022年秋の臨時国会から審査を開始するという。前倒しの理由について河野大臣は「理由も何も、法令からアナログ規制を外そうとしているときに、新しいアナログ規制が出てきては困る」と述べた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス