Airbnbは米国時間8月16日、禁止されているパーティーの取り締まりを強化するために、新しい「アンチパーティー」ツールのテストを開始したと発表した。6月に世界中でパーティーを恒久的に禁止した同社は、この新しいツールのテストを米国とカナダで開始したという。
今回導入される技術は、レビュー履歴、宿泊期間、ホストが提供する施設までの距離などの要素を考慮することによって、規則に違反する可能性のある予約を特定するものだ。Airbnbはブログ記事の中で、この目的を「規則を守らないゲストが、ホスト、近隣の方々など、当社がサービスを提供するコミュニティーに悪影響を与える、禁止されたパーティーを開催する可能性を減らす」ことだと説明している。
同社によると新しいシステムは、住宅全体を借り上げる、リスクの高い予約を防ぐものだという。なお、リスクの高いゲストでも、ホテルの部屋や、ホストが現場にいる可能性のある施設の個室を予約することはできる。
Airbnbの最高経営責任者(CEO)Brian Chesky氏は2019年に、カリフォルニア州のレンタル施設で複数人が銃殺される事件が起きたことを受けて、宿泊施設でのパーティー禁止を発表した。
同社は、このアンチパーティーツールのテストを2021年10月にオーストラリアで開始しており、テスト実施地域で無許可のパーティーが35%減少したと述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス