新型コロナウイルスのパンデミックを受けて世界中でオンラインの利用が拡大した際、バーチャルでの授業や業務のため、タブレットや「Chromebook」の需要は急増した。一部では感染収束の兆しが見える中、Chromebookの需要がそのあおりを受けている。
International Data Corporation(IDC)のレポートによると、タブレットの出荷台数は2022年第2四半期に前年同期比で0.15%増加し、4050万台を記録した。教育プロジェクトへの導入の円滑化と複数の販売促進活動により、出荷台数は予想を上回ったという。
IDCのMobility and Consumer Device Trackers担当シニアリサーチアナリストであるAnuroopa Nataraj氏は、タブレットはPCに代わる安価な選択肢であることから、高い需要が継続していると述べた。
一方で、Chromebookの販売台数は減少が続き、2022年第2四半期の出荷台数は前年同期比51.4%減の600万台にとどまった。IDCによると、在庫の積み増しと教育分野の需要の変化により、Chromebookの販売減少は予想されたものだという。
急減したとはいえ、Chromebookの出荷台数は今なおパンデミック前の水準を上回っている。IDCのMobility and Consumer Device Trackers担当リサーチマネージャーであるJitesh Ubrani氏は、パンデミックが依然としてChromebook市場に好ましい変化をもたらしたと述べている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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