TechMagicは7月25日、パスタ自動調理ロボット「P-Robo」を活用し、新業態のスパイスヌードル専門店の旗艦店「Magic Noodle香味麺房」を8月6日から恵比寿にオープンすると発表した。
同店舗では、一連の調理工程が自動化され、厨房生産性アップを図り、オペレーションの標準化と美味しさの再現と安定化による厨房の人手不足解消を目指すという。
また、外食産業の課題である「未曽有の人手不足」と「低利益率構造」を解決するソリューションとして、調理ロボットなどの技術を広く周知し、新たな食のスタンダードの構築を狙う。
Magic Noodle香味麺房の旗艦店で稼働する調理ロボットは、プロントコーポレーションが6月30日に東京・丸ビルへと出店した新業態「エビノスパゲッティ」に導入したP-Roboを応用したものとなる。
P-Roboは、同社とプロントコーポレーションが2018年秋より開発を開始し、商品のオーダーから麺の茹で、具材・ソースの供給、調理、鍋の洗浄を自動で行う世界初のロボットとなる。開発過程では、「熟練の調理技術の再現」に最も注力してしており、ロボットが調理を行う上でスピードだけでなく、美味しさの再現性にもこだわっているという。
同社によると、今回のスパイスヌードル専門店は、同ロボットを活用し、さまざまなジャンルの料理を再現していく第一弾になるという。
なお、同店舗は調理ロボット技術を活用し、さまざまな企業と多様なジャンルの調理自動化を再現する場としても活用。
ロボット活用のノウハウ・データの蓄積だけでなく、同店舗で得られた知見などを今後の調理ロボット開発に取り入れ、より多くの外食関連企業への導入を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス