Twitterは第2四半期、440億ドル(約6兆円)での同社買収をめぐり富豪のElon Musk氏との交渉を進めていた中で、デイリーユーザー数が増えた一方、売上高と利益は予想を下回った。
6月30日締めの第2四半期、Twitterにログインして広告を見た可能性のあるユーザーの数(mDAU)は2億3780万人で、前四半期から4%近く増加し、前年同期からは16.6%増加した。
これによりトラフィックは増加したとみられるが、Twitterは米国時間7月22日の四半期決算報告で、1株あたり35セントの損失を計上したことを明らかにした。アナリストらは1株あたりの損失を9セントと予想していた。売上高は前年同期比1%減の11億8000万ドルで、アナリスト予測の13億ドルを下回った。
Twitterは、買収合意を撤回しようとするMusk氏との争いの渦中にある。同社は合意の履行を求めてMusk氏を提訴しており、審理は10月に5日間にわたり行われる予定だ。
同社は22日、世界経済の全般的な状況による「広告業界の逆風」と、Musk氏の買収に関連する「不確かさ」を、売上高減少の理由として挙げた。保留中の買収に関連する第2四半期の費用は、約3300万ドルだったという。
他のハイテク企業と同様に、Twitterも景気後退の可能性に備えている。同社は新規採用を停止した後、7月に100人近い従業員を解雇したと報じられている。
2023年に売上高75億ドル、mDAU3億1500万人を目指すというTwitterの目標は、景気が停滞する中、達成が難しくなりそうだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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