アーバンプランは7月14日、テレワークと出社を併用している企業の経営者を対象とした「オフィス戦略」に関する調査の結果を公表した。調査期間は6月16~17日、調査対象はテレワークと出社を併用している企業の経営者1014人。
「テレワークとの併用に伴って、オフィスの在り方も変えるべきだと思いますか?」との設問では、「とてもそう思う(38.7%)」「そう思う(41.7%)」「あまりそう思わない(17.0%)」「全くそう思わない(2.6%)」との回答があり、8割以上が「そう思う」と回答したことがわかった。
これに関し「常にオフィスにいるわけでもなくなったので、削減できるところは削減したい」「テレワークによりオフィスは事務作業をする場所ではなく打合せや会議する使い方がメイン」などのコメントもあったという。
また、「オフィスに関して考えていることについて、当てはまるものを教えてください(複数回答可)」では、「デザイン・レイアウト変更を考えている(29.2%)」との回答が最も多く、次いで「縮小を考えている(28.6%)」「移転を考えている(22.9%)」となった。
「移転・縮小・変更を考えている(実施した)理由を教えてください(複数回答可)」という質問では、「使用していないスペースが増えたから(52.8%)」との回答が最も多く、次いで「少人数の部屋の利用が増えたから(34.1%)」「Web会議用のリモートスペースが足りないから(26.8%)」と続いた。
「テレワークが今後主流になったとしても、オフィスを設けることは必要だと思いますか?」との設問では、「とても必要だと思う(26.4%)」「必要だと思う(52.5%)」「あまり必要だと思わない(17.4%)」「全く必要だと思わない(3.7%)」との結果になり、必要と回答した人が約8割に達した一方で、「必要だと思わない」と回答した人もが2割程度いることがわかった。
「オフィスが必要だと思う理由」としては、「社員同士のリアルなコミュニケーションの場となるから(39.6%)」との回答が最も多く、次いで「経営の観点から拠点は必ず必要だから(22.0%)」「会社、組織への帰属意識を持たせる場になるから(21.0%)」と続いた。
「オフィスが要だと思わない理由」は、「経費削減になるから(32.2%)」が最も多く、「オフィスがなくても何も困らないと感じるようになったから(24.8%)」「レンタルオフィスなどで代用できるから(16.4%)」「出勤に費やす時間や体力を仕事に充てて欲しいから(16.4%)」となった。
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