市場調査会社の International Data Corporation(IDC)が米国時間7月11日にリリースしたレポートによると、世界全体のPC出荷台数が2四半期連続で減少。2022年第2四半期の従来型PCの出荷台数は7130万台で、前年同期比で15.3%減少したという。
IDCによると、同四半期には、中国の一部で行われた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるロックダウンや、各国での経済後退の懸念に基づく消費者需要の減退が原因で、減少幅は予想よりも大きかったという。
「景気後退への懸念が高まり、さまざまな分野で需要が抑制された状態が続いている」と、IDCのMobile Device Trackerを担当する調査マネージャーJitesh Ubrani氏は述べている。「PCに対する消費者の需要は、短期的に低下しており、長期的には消滅のリスクに瀕している。これは、消費者が支出により慎重になり、スマートフォンやタブレットなどの端末の利用が再び習慣化していくためだ」
PC出荷台数は2021年に、過去10年近くの間で最高水準に達していた。また、その後は減速傾向が見られたものの、それでも新型コロナウイルス感染症の拡大前よりは高い水準にあった。
IDCによると、2022年第2四半期でPC出荷台数が最も多かったのはLenovoで、HPとDell Technologiesがそれに続き、Appleは現在第5位だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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