産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは6月23日、昨今の肥料や燃料などの価格高騰を受け、生産者の影響に関する実態調査を実施した。
現在、国内外の社会情勢変動により、生産コストや輸送コストが上昇。一次産業を営んでいく上で重要な燃料や肥料、飼料など、さまざまな価格が高騰している。
同調査において、「肥料や燃料、飼料、梱包資材など様々なコストが上昇する中で生産活動全体の費用高騰がどの程度になると見積もっているか」という質問に対し、5%以上と答えた生産者は全体の82.8%を占め、20%以上と答えた生産者は全体の35.7%を占める結果となった。
食べチョクに出品している商品に対して、値上げする意向のある生産者は54.7%にのぼり、そのうち「値上げをしたいが、上げにくいと感じている」と答えた生産者は全体の約25%を占めている。
こうした結果を受け、生産者自身が価格を上げる決断をすることは、持続可能な一次産業を実現していくうえで重要なことであるし、生産者の現状と値上げに関する消費者への理解を促す特集ページの開設とメールマガジンでの情報発信を開始する。
また、生産者に対する国・自治体が行う補助金・助成金の情報発信(毎月)を行うほか、商品の値上げに伴う問い合わせのサポートなどを実施するという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」