産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは6月14日、シリーズCで第三者割当増資による約13億円の資金調達を実施したと発表した。
引受先となったのは、既存株主であるジャフコグループとNOWをはじめ、新生企業投資、ANRI、三菱UFJキャピタル、みずほキャピタル、FFGベンチャービジネスパートナーズ、山口キャピタル、GOLDWIN PLAY EARTH FUND、南都キャピタルパートナーズ、ヒューリックスタートアップ、いよぎんキャピタル、広島ベンチャーキャピタル、山梨中銀経営コンサルティングの12社(うち、6社が地方銀行系ベンチャーキャピタル)が新規株主となっている。
食べチョクのスタートから5年半、5月時点で登録生産者数は7200軒、ユーザー数は65万人を突破。流通額は2年で128倍に成長しているという。
農業従事者の平均年齢は67歳とされているが、食べチョクに登録する生産者は40代から50代前後が多い。さまざまな自治体と連携する中で、高齢の生産者から「出品の方法を知り、ネット販売に踏み切れた」などの声が寄せられていたという。
同社はこれまで、全国の自治体と57件連携し、生産者の販路拡大・販売促進を実施している。そこで、今回出資した地銀系ベンチャーキャピタル6社(FFGベンチャービジネスパートナーズ、山口キャピタル、南都キャピタルパートナーズ、いよぎんキャピタル、広島ベンチャーキャピタル、山梨中銀経営コンサルティング)を中心に、これまで以上に地域連携を強化。高齢者をはじめとするさまざまな生産者をサポートしていくという。
また、今回調達した資金をもとに、生産者とユーザー双方に安定して継続的に利用されるサービスに成長させるため、エンジニアや経験豊富なエグゼクティブ人材の採用を強化する。
同社は、企業との連携による事業の拡大や、マーケティング強化によるユーザー数の拡大を目指すほか、今回の資金調達に参加しているGOLDWIN PLAY EARTH FUNDと、事業領域の拡大に向けてアライアンスも強化するとしている。
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